少女と女性の未来を考える「ガールズメッセ2024」が開催

「ガールズメッセ2024」開催

10月6日（日）、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、国際ガールズ・デーを記念した「ガールズメッセ2024」が行われます。主催は公益社団法人ガールスカウト日本連盟で、今年で5回目を迎えます。これまでの活動を振り返りながらも、次世代を担う少女たちに未来への可能性を伝えることが目的です。

イベントの概要

「ガールズメッセ2024」は、特に中学生や高校生のガールスカウト会員を対象としたイベントです。午前10時から午後4時30分までの間、さまざまなワークショップや展示、販売ブースが設けられ、大規模な交流の場となります。参加予定者は約300人で、日能研、パロアルトネットワークス、ユニリーバ・ジャパンが協賛している他、文部科学省、内閣府、環境省、外務省といった政府機関も後援しています。

テーマとプログラム

今年のテーマは「私の声から広がる世界」。

第1部：ワークショップ

- 時間：10:45～11:45
- 内容：「フリービーイングミー大好きなわたし」と題したプログラムが提供されます。このワークショップでは、ボディ・コンフィデンスを高めるための教育が行われ、中高生に自分自身を受け入れる大切さを教えます。

第2部：アワード授賞式

- 時間：12:30～14:20
- 内容：コミュニティアクションチャレンジ100アワードの受賞者やB-Pアワードの授賞式が行われ、参加者による活動報告もあります。これは、コミュニティとのつながりを強化する貴重な機会です。

第3部：メッセ

- 時間：14:50～16:30
- 内容：メッセでは、サイバー・スマートプログラムや防災アイテムを作る体験、SDGsやジェンダー平等について学ぶアクティビティが行われます。また、ガールスカウト関連のグッズが展示販売され、参加者には新しい知識と体験を提供します。

背景と意義

このイベントの開催背景には、2024年6月に発表されたジェンダーギャップ指数があります。この指数によれば、日本は146カ国中118位にランクインしており、特に経済や政治の分野での男女の格差が大きな問題となっています。ガールスカウト日本連盟は、女性が意思決定に参加できる場を増やし、より良い社会の実現を目指しています。

ガールスカウト運動の目的

ガールスカウト運動は、少女と女性の潜在能力を最大限に引き出し、責任ある世界市民として成長する手助けを行っています。自分自身の幸福を考え、他者との幸せも考慮することで、各々の力を伸ばせるよう、実践的なプログラムを展開しています。

ガールズメッセはその一環として、少女たちに多様な体験を通じて自分自身を理解し、未来へとつながる道を切り開くきっかけを提供する重要なイベントです。参加者全員が新しいことに挑戦し、自らの可能性を広げる貴重な機会を体験できることを期待しています。