RUNG HYANG最新作『ROMANTIA / AROMATIC』の魅力を徹底解剖
RUNG HYANGが、TENDREや向井太一(現TAIL)など多彩なアーティストとコラボした新作LPレコード『ROMANTIA / AROMATIC』を、2024年12月11日に発売します。このレコードは、2022年と2023年にリリースされたEPをひとつにまとめたもので、全体を通してRUNG HYANGの新たな音楽の側面が際立つ内容となっています。特に、このリリースでは両サイドに計10曲を収録し、リスナーを魅了する様々なスタイルが楽しめます。
サイドA:『ROMANTIA』の音楽世界
サイドAの『ROMANTIA』は、トラックからグルーヴ感が際立つ「CICADA」で幕を開けます。この楽曲では、切ない心情を見事に表現し、曲の雰囲気に引きずり込まれることでしょう。続く「Puzzle」は、向井太一を迎えたコラボ曲で、二人の歌声が見事にハーモニーを奏でています。「Crush」や「AWAKE」など、盟友たちとの共演からもR&Bやディスコファンクといった切り口で多彩なアプローチを感じられます。
バラード「嫌いな人」は特に注目です。この曲はリスナーから寄せられた悩みに対するアンサーソングとして生まれ、今回新たに☆Taku Takahashiによってリミックスされました。新しいリミックスではウエストサイドスタイルのドラムンベースが取り入れられ、バラード形態からダンスフロア仕様へと大胆に変わっています。
サイドB:『AROMATIC』の遊び心
サイドBの『AROMATIC』では「オトナの時間」から始まり、最近のRUNG HYANGのテーマである“大人よ遊べ”が軽快な音楽で表現されています。「weakness」は、90年代のR&Bスタイルで、想い人に対する複雑な感情が描かれています。また、illmoreとのコラボ曲「Floater」や、TENDREとの「ANY DAY」など、新たな音楽的コラボレーションも見逃せません。
「Our story」は、誰もが一度は経験する“死別”をテーマにした深いメッセージを持つピアノバラードで、聴く者に感情的な影響を与えることでしょう。
アートとしての魅力
このLPレコードは、デザイン面でも大きな魅力があります。岡本充男と嶌村吉祥丸の二人の著名なフォトグラファーによる撮影が施されたジャケットデザインは、音楽だけでなくアートとしても楽しむことができます。手元に置きたくなるようなアートワークが、視覚的な楽しみを提供します。
まとめ
RUNG HYANGの新作『ROMANTIA / AROMATIC』は、音楽的にも視覚的にも魅力にあふれる一枚です。このLPレコードは、音楽ファンにとって必携のアイテムとなることでしょう。リリースを楽しみに待ちながら、彼らの音楽の発展を見守るのも良いかもしれません。