朝日放送グループホールディングスのCVCであるABCドリームベンチャーズが、マーダーミステリーに特化したゲームの制作・投稿プラットフォーム「ウズ」を運営する株式会社Sallyに出資したことを発表しました。
「マーダーミステリー」は、プレイヤーがミステリーの登場人物となり、他のプレイヤーとの交流を通じて物語を紡いでいく体験型エンターテインメントです。近年、中国ではマダミス(剧本杀)市場が拡大し、2025年には448.1億元(約9900億円)に達すると予測されています。日本でも50以上の専門店がオープンするなど、人気が高まっています。
ABCドリームベンチャーズは、これまで「見るコンテンツ」としてドラマや映画を制作してきましたが、今後は「やるコンテンツ」の重要性も認識し、Sally社との連携を通じてマダミス界の活性化を目指します。
株式会社Sallyは、マーダーミステリーアプリ「ウズ」、専用エディタ「ウズスタジオ」、検索・記録ツール「マダミス.jp」を運営しており、マダミス業界において重要な役割を担っています。今回の出資により、両社のシナジー効果が期待されます。
ABCドリームベンチャーズは、新規事業創出を目的として2015年に設立された朝日放送グループホールディングスのコーポレートベンチャーキャピタルです。同社は、ベンチャーファイナンスを通じて、新たなビジネスモデルや技術革新を促進しています。
今回の出資は、ABCドリームベンチャーズが注力するエンターテインメント分野における新たな取り組みであり、マダミス市場の更なる発展に貢献することが期待されます。