芝浦機械とKEBAの新たな挑戦
2025年10月、ドイツ・デュッセルドルフで開催される「K 2025」で、芝浦機械株式会社はオーストリアのKEBA Industrial Automation GmbHと共同で最新の油圧式射出成形機シリーズ、「S-GenXt」を発表することが決定しました。このコラボレーションは、芝浦機械の技術力とKEBAの自動化技術の融合をもたらし、プラスチックおよびゴム産業に新たな革新をもたらします。
次世代油圧式射出成形機「S-GenXt」
「S-GenXt」は、先進的な制御ソリューションを搭載した新型油圧式射出成形機です。本機は、KEBAのKePlast i3018制御プラットフォームを用いており、ユーザーのニーズに応じたハードウェアとソフトウェアが最適化されています。また、芝浦機械の「machiNetCloud IIoT」プラットフォームともシームレスに統合され、生産管理を効率化し、事業の生産性を向上させる設計が施されています。
スマート制御によるグローバル展開
芝浦機械は、この新たな協業を通じて、自社の製品ラインナップを強化し、国際的な市場での競争力を向上させることを目指しています。芝浦機械常務執行役員Dr. Georg Holzinger氏によれば、KEBAは過去40年以上にわたる自動化技術の蓄積を有し、プラスチック業界における自動化の専門性を持早いパートナーであるとしています。彼はさらに、次世代の製造機械における生産性向上と高効率化を狙っているとのことです。
K 2025 出展情報
「K 2025」の会場では、実際に「S-GenXt 180-7A」が稼働する様子を観ることができ、来場者はその性能を直に体験することができます。芝浦機械のブースではKEBAの専門家による制御システムのデモも行われ、来場者の疑問にも応じます。ぜひ会場にお立ち寄りください。
さらなる未来への展望
KEBAのオートメーション部門責任者Günther Weilguny氏は、このパートナーシップが始まりに過ぎないと語り、将来的にはさらなる生産性向上と高効率化を実現する新製品の展開を計画していることを明かしています。彼が強調するのは、未来のプラスチック産業における課題に対してスマートで信頼性の高いソリューションを提供することです。
芝浦機械株式会社について
芝浦機械は、1875年に設立された歴史あるメーカーであり、精密な射出成形機や工作機械、産業用ロボットなどを提供しています。会社は世界中に広がるネットワークを持ち、約3,000名の従業員を擁します。多様なテクノロジーを駆使し、革新と高品質を追求し続けている芝浦機械は、業界内でも確固たる立ち位置を築いています。
KEBA Industrial Automationについて
KEBAは1968年に設立され、オーストリアを拠点とする企業として、さまざまな分野で自動化技術を展開しています。エネルギー効率の向上やプロセス透明性の強化に向けて、幅広いソリューションを提供しています。産業オートメーション分野においては、高品質な技術を持つ独立した企業として評価されています。
詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
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KEBA Industrial Automation