株式会社シャペロンがAIを活用した新たな有害事象検出サービスを開始
製薬業界における安全性情報管理の複雑化が進む中、株式会社シャペロン(本社:東京都世田谷区、代表取締役:阪本 怜)は、新しい「有害事象検出AI」を発表しました。この新サービスは、医療関連の資料から有害事象の存在を99%以上の精度で自動的に判定し、従来の人による確認作業をサポートすることを目的としています。
導入の背景
近年、医療従事者との関係性が多様化し、情報量が急増しています。このような状況において、製薬企業は有害事象の特定・評価・報告において迅速かつ正確な対応が求められています。しかし、次のような課題が多くの企業で顕在化しています。
- - 報告漏れリスク:確認体制の強化が困難で、重要な情報を見過ごしてしまう可能性があります。
- - 業務負荷の増加:資料確認に多くの時間がかかり、作業効率が低下しています。
- - 外部委託コストの増大:外部への業務委託は年間数千万円から数億円に及ぶコストを生んでいます。
このような背景において、シャペロンはAI技術を駆使して有害事象の検知を行う新サービスを開発しました。
新サービスの特長
本サービスは、高速で有害事象を特定し、迅速に報告を行うことが可能です。文書内の文脈を理解し、対象情報を漏れなく検出する能力を持っています。具体的な機能としては、以下の点が挙げられます。
- - 高精度の有害事象検出:99%以上の精度を誇り、多数の資料の中から必要な情報を正確にピックアップします。この精度はPV専門家の約90%が「漏れなく検出できている」と評価する高水準です。
- - 複雑で多様なドキュメントへの対応:ページを超えた文脈の理解や時系列の認識が可能で、汎用AIでは難しい情報の抽出を実現しています。
- - 柔軟なカスタマイズ:各製薬企業の特定の運用ルールに基づき、週次や隔週でAIモデルを調整できるため、現場に即した精度を素早く提供します。
今後の展望
今後のサービス展開として、より高度な検出精度の向上を目指し、以下の機能追加を計画しています。
- - 報告入力自動化:有害事象や患者識別情報を自動的に抽出し、報告フォーマットへの記載を支援します。
- - 検知観点の拡充:妊娠時曝露や製品使用過誤など、特異な状況にも対応します。
- - 多様な情報源からの検出拡充:日報や学術論文、コールセンター等からの情報抽出を行います。
会社情報
株式会社シャペロンは2017年に設立され、製薬コンプライアンスに特化したAIやSaaSを通じて業界のDXを支援しています。今回の新サービスは、患者の安全を守るための重要な一歩となるでしょう。さらなる情報やサービス導入に興味がある方は、公式サイトをご覧ください。
ご留意点
このAIによるサービスは、あくまで有害事象の検知補助を目的としており、最終的な判断は人間による確認が必要です。サービスの精度や内容は今後変更される可能性があります。