デンソーが主催する「技術の力でワクワク未来!」イベント
子供たちが未来の社会問題を考え、技術で解決策を見出す機会を提供する「技術の力でワクワク未来!」が、東京のキッザニアで開催されます。このイベントは、2025年3月21日から3月27日までの限定期間で実施され、特に注目されているのは「ソリューション研究所」という新たなパビリオンです。
イベントの概要と目的
このイベントの目的は、参加した子供たちが「技術開発者」として、日常生活で出会う社会課題について学びながら、解決のための技術の選択や活用方法を体験することです。#
取材会には多くの子供たちが参加し、自身の周囲に存在する問題点について調査を行いました。例えば、交通渋滞に関する問題を解決するため、まず現場で聞き取りをし、その後、課題カードを受け取りソリューション研究所へ戻ります。そこでは、16種類の技術カードの中から、問題解決に必要な技術を二つ選ぶという作業を行います。
技術カードの選択と発表
選んだ技術を用いる具体的な方法を考え、レポートにまとめた後、最終的にはその内容を仲間たちの前で発表します。子供たちには、様々な技術を使って創造力を発揮できる機会が与えられます。この体験から、多くの子供たちが「ロボットやその他の技術を使って、人を助けることが実現できるんだ」と感じ取ったようです。また、技術選びの難しさを通じて、考える楽しさを見出したとも話しました。
トレジャーハントとその効果
イベント期間中には、もう一つのアクティビティ「トレジャーハント」も用意されており、参加した子供たちはキッザニア内に隠された二次元コードを探し出し、その謎を解くチャレンジに挑戦します。手にしたスマートフォンで、リアルな世界に隠されたヒントを元にさらに問題解決思考を促す内容となっており、楽しみながら学ぶ場を提供しています。
コメントから見るイベントの意義
デンソーの広報担当者、染谷一樹氏は、「職業体験を通じてデンソーが社会問題解決に熱心に取り組んでいることを知ってほしい」と項目し、大人でも学びきれないような技術の可能性を子供たちにも体感してもらう機会と位置づけています。技術開発者として、日常の問題を解決する楽しさを理解してもらいたいと強調しました。
KCJ GROUPのイベント担当者、荊木陽子氏は、日常的に見かける技術を利用し、課題解決をテーマにしたアクティビティがいかに創造力を引き出すかに焦点を当てています。彼女は「普段生活の中で気付かなかった課題に気づくことで、世界をより良い場所にするための技術の可能性を子供たちに考えてほしい」と希望を寄せました。
このような取り組みを通して、子供たちが未来を意識し、社会の一員としての役割を果たすための力を養う手助けが期待されています。