街にいながら狩猟を楽しむ「罠ブラザーズ」
2025年春夏期の募集が開始された「罠ブラザーズ」は、狩猟体験を通じて食の大切さを学ぶことができるユニークなコミュニティです。このサービスは、バイオフィリック・スタジオ「土とデジタル」と株式会社山学ギルドが協力して運営しています。
「罠ブラザーズ」とは?
「罠ブラザーズ」は単なるジビエ肉の購入サービスに留まらず、狩猟から肉を“いただく”までのプロセスを体験できるのが特徴です。参加者は、実際に罠を使った狩猟に関与することができ、350名を超える人々が参加し、良いデザインを評価する「グッドデザイン賞」も受賞しています。
増える野生動物への対応
狩猟が減少する昨今、野生の鹿は個体数が増え続け、その影響が生態系や農業環境に深刻な問題を引き起こしています。「罠ブラザーズ」は、狩猟を行っている人々の活動を支援し、この問題を共に考える機会を提供することを目的としています。
特別イベント「東京ジビエミートアップ」の開催
「罠ブラザーズ」の猟師と料理人がタッグを組み、5月10日(土)に渋谷で「東京ジビエミートアップ」を開催します。このイベントでは、鹿の解体ワークショップを通じて、肉がどのようにして食卓に上るのかを学ぶことができます。
参加方法と費用
開催日は2023年5月10日。会場はFabCafe Tokyoで、参加者は事前にチケットを購入する必要があります。
- 参加費: ¥4,000
- 参加費: ¥5,000
- 参加費: ¥8,000
「僕たちはどう食べるか ツアー」
また、長野県上田市では、猟師と共にジビエの魅力を体験する「僕たちはどう食べるか ツアー」も開催中です。食べ物がどのように生産されるかを学ぶ1泊2日のツアーで、参加費は28,000円です。自分の食の選択について真剣に考える良い機会です。
「アメイジング・罠ブラザーズ」
このプログラムでは、参加者がいつでも猟師とつながり、鹿肉を年間通じて受け取ることができます。費用は66,000円です。
食に関する新しい視点を提供する企画展
FabCafe Tokyoでは「Intentional Eater 節度ある食卓 #01 肉食再考」という企画展も行われています。この展示は、私たちがどのように肉を選ぶのか、肉食の背景について考える機会を提供し、RPG形式の体験ができるゲームボーイの展示も行われています。
この企画展は、肉という食材を通じて、環境や倫理について考察するきっかけとなることを目指しています。会期は5月14日までで、ぜひ足を運んでみてください。
土とデジタルの取り組み
「罠ブラザーズ」の背後には、自然とテクノロジーが調和する環境を創る「土とデジタル」というスタジオがあります。彼らは、都市生活における自然との関係性を見つけ、新しい生活スタイルの提案を行っています。
「罠ブラザーズ」を通じて、狩猟に興味がある方、また食に対する意識を高めたい方々にとって、このプログラムは新しい発見の場となるでしょう。全く新しい食体験を通じて、自然とのつながりや食の価値を考えてみてはいかがでしょうか?