東京都における子供の学びを支える調査研究
東京都は、学校外での学びの場を通じて、一人ひとりの特長や特性を引き出し、成長を促すための新たな調査研究を開始することを発表しました。今回の取り組みは、子供が自身の興味を見つけ、主体性を高めることを目指しています。伴って、多様な学びのプログラムを持つ大学やフリースクールとの連携が強化され、子供の支援方法についての研究が行われる予定です。
選定された調査研究ラボ
このたび東京都は、調査研究の実施主体となる大学を以下の五つに選定しました。
1.
こども教育宝仙大学
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テーマ: 「こころとからだをひらく」ワークショップによる対人関係力向上の試み
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概要: 演劇手法を取り入れたワークショップを通じて、子供の心理状態や自己効力感の変化を検証します。
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構成団体: 一般社団法人日本臨床心理士会
2.
帝京平成大学
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テーマ: 自己調整学習を基にした探究的活動の支援
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概要: 楽しみながら学べる遊戯性のある活動を通じて、不登校の子供達の興味や主体性を引き出します。
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構成団体: なし
3.
東京学芸大学
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テーマ: フリースクールでのSTEAM教育モデルの開発
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概要: 子供が問題解決について学ぶプログラムを実践し、指導者に求められる資質や能力を探求します。
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構成団体: アル―株式会社、株式会社RePlayce、特定非営利活動法人xTReeE
4.
東京藝術大学大学院
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テーマ: 子供向けアート活動の調査
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概要: ドリーマーによるアート体験を通じて、子供の新たな興味や関心を引き出す方法を検証します。
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構成団体: 東京藝術大学
5.
明星大学
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テーマ: 虹色発見ラーニングジャーニー
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概要: 子供が自らの特性を理解するワークショップを実施し、個々の興味関心を深めます。
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構成団体: 社会福祉法人くにたち子どもの夢・未来事業団
今後の予定
選定された各ラボは、東京都と協定を結び、具体的な調査研究を進めます。また、各ラボに参加する協力フリースクールの募集は、8月10日まで行われる予定です。これにより、広がる学びの場が、東京都に住む子供たちの成長をさらにサポートすることが期待されています。
公式情報及び関連リンクは
こちらを参照してください。東京都の「未来の東京」戦略の一環として、子供の笑顔を増やすための取り組みが行われています。