グランフロント大阪「ART SCRAMBLE」第8弾:アートの新たな展開
グランフロント大阪で、アーティストと子どもたちの共創による新しいアートプロジェクト「ART SCRAMBLE」が始まりました。今回は第8弾として、これまでの展示の集大成とも言える大規模なバナーアート作品が発表されます。プロジェクトは2021年にスタートし、以来、計27点の作品が展示されてきました。アートを通じて地域を元気にしようというこの取り組みは、今や全国的にも広がりを見せています。
プロジェクトの概要
本展では、北館ナレッジプラザの吹抜空間において、アーティストのTHRREEが手掛けた作品を展示します。この作品は、8月25日の日曜日に開催されたワークショップに参加した50名の子どもたちと共に制作されたもので、透明なシートを使うことで表面だけでなく裏側からも異なる表情を楽しむことができます。このアプローチは、アートの楽しさや多様性を体験できる貴重な機会を提供しています。展示終了後には、この作品がトートバッグにアップサイクルされ、ワークショップに参加した子どもたちにプレゼントされる予定です。
展示詳細
- - 展示期間:2024年8月30日(金)~10月末予定
- - 展示場所:北館ナレッジプラザ吹抜
- - 展示アーティスト:THRREE
- - キュレーター:Mon Koutaro Ooyama
- - プロジェクト・ディレクター:椿 昇
- - 特設サイト:ART SCRAMBLE WEBSITE
アーティストTHRREEのプロジェクト
THRREEは、大阪芸術大学内で結成されたアーティストグループです。彼らは、人物の描写を得意とする中野龍治と、植物や装飾を描く和田諒也によって構成されており、ファッションや空間演出を融合させたスタイルで知られています。今回の作品「The sunny ground」では、幼少期の衝動を再確認しながら、子どもたちと一緒に描き上げたエネルギッシュなアートが展開されます。
プロジェクト・ディレクターのメッセージ
椿昇は、「アートは生命体だ」と語り、鑑賞者や環境との関係によって常に進化していくものだと強調しています。しかし、このプロジェクトは単なるアートの展示だけに留まらず、地域の人々にアートとの新たな出会いを提供することを目的としています。そのため、今後も定期的な作品の入れ替えを行い、アートの楽しさを伝えていきます。
ワークショップの交流
今回のプロジェクトの一環として開催されたキッズワークショップでは、子どもたちがアーティストと共にアートを体験しました。8月25日に実施されたこのイベントでは、参加した子どもたちが自由にドローイングを楽しみ、思い思いにペイントを施しました。これにより、子どもたちの創造力が輝き、アートの素晴らしさをしっかりと感じることができました。
今後の展望
今後も「ART SCRAMBLE」は、地域のコミュニティを巻き込みながら、様々なアートイベントやワークショップを展開予定です。アートの力で地域を元気にし、訪れる人々に驚きと発見を提供し続けるこのプロジェクトから目が離せません。もしグランフロント大阪に訪れた際は、ぜひ新しいアートの風を感じてみてください。