ランサムウェアによるバックアップ改ざんを防ぐ新たな仕組みとは
昨今、サイバー攻撃の手法が進化し、特にランサムウェアによる攻撃が企業のデジタルインフラを脅かしています。これまでは本番サーバが主な標的とされていましたが、今ではバックアップデータそのものが新たな焦点となっています。ランサムウェアはバックアップデータを暗号化、削除、さらには改ざんすることで、企業の復旧手段を完全に奪ってしまう手法が一般化しています。これにより、従来の対策であるバックアップの多重化やクラウド保管だけでは、もはや信頼性を確保できない状況が現れています。
バックアップの新たな脅威とその現実
多くの企業がバックアップの取得や保管に力を注いできたにもかかわらず、バックアップサーバ自体がランサムウェアに侵入され、データが改ざんされるというリスクが潜んでいます。特に、「気づかぬうちにバックアップデータが書き換えられており、リストア時には既にデータが破壊されていた」という深刻な事例が報告されています。このことから、かつては「バックアップは最後の砦」とされていた常識が崩れつつあるのです。
このような現状を踏まえると、バックアップそのものの防御構造を設計の段階から見直さなければならないことが明白です。今後のバックアップ戦略には、より堅牢な防御が求められるのでしょう。
RPSがもたらす新たなバックアップ環境の信頼性
そこで注目されるのが、バックアップ運用の中心的存在であるRPS(Recovery Point Server)です。RPSは単にバックアップサーバではなく、データの転送、重複排除、整合性確認、そしてリストア制御など、様々な機能を担いながら「確実に復旧できる状態」を維持するための中核技術となっています。その重要性はますます高まっており、本セミナーではArcserveが提供するRPSについて、詳しく解説されます。
セミナーでは、RPSがどのようにデータの改ざん防止や整合性維持を実現しているのか、プロダクトの紹介にとどまらず技術的な観点からも掘り下げます。また、RPSを基盤にした改ざん不可なバックアップ環境やCRS/CCRS(Cyber Resilient Storage)との連携についても触れ、ランサムウェア攻撃に対する迅速な復旧が可能な仕組みを紹介します。
参加者必見!信頼性を高めるために
このウェビナーは、復旧の信頼性を設計段階から向上させたい技術者にとって、非常に価値のある内容となっています。企業のサイバー防御を強化するために必要な知識を身につけるチャンスです。ぜひご参加ください。
主催はSB C&S株式会社とarcserve Japan合同会社、協力として株式会社オープンソース活用研究所、マジセミ株式会社が参加しています。
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マジセミでは、今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催していく予定です。過去セミナーの資料や他の募集中のセミナーについては、公式サイトでご確認ください。