マルチキャッシュレス決済サービス『KAZAPi(かざっぴ)』が川崎市に拡大導入
神奈川県川崎市では、マルチキャッシュレス決済サービス『KAZAPi』が10月から新たに14の市役所施設に導入されました。このサービスは、株式会社エム・ピー・ソリューションが提供し、入金・経理処理の一本化を実現するものです。市役所での導入が累計78か所、90台に達しました。
導入の目的と背景
川崎市がKAZAPiを導入する主な目的は、非接触型決済による感染症対策、さまざまな支払い方法の提供による市民の利便性向上、そして現金取扱い業務の効率化です。資金繰りや業務効率を向上させるため、2021年10月から導入が始まりました。その結果として、最近のデータによると、2021年度にはキャッシュレス決済の比率は9.3%から、2023年度には14.6%に向上しています。
最近の導入施設とサービス知見
新たに導入された施設には、「動物愛護センター」や「中央卸売市場食品衛生検査所」などが含まれています。例えば、川崎市の「かわさき宙と緑の科学館」では、プラネタリウム観覧料の支払いにKAZAPiが利用可能です。観覧料は大人が400円で、中学生以下は無料です。また、「保育・子育て総合支援センター」でも一時預かり保育の利用料金に利用され、1日あたり利用料金は1歳未満で2,900円、3歳以上で1,500円です。
動物愛護センターでは、犬猫を譲渡する際にかかる手数料もKAZAPiを通じて支払うことができます。具体的な手数料は、管理手数料が1,000~3,000円、マイクロチップ挿入費が2,000円等です。これにより、市民の利便性向上はもちろん、動物愛護に関する取引の透明性も確保されます。
市民サービスへの影響
導入を担当している川崎市総務企画局デジタル化施策推進室によれば、導入当初は職員の中に操作に不安を抱く声もありましたが、その後、業務の効率化や釣銭間違いの減少が実現されたとのことです。このように、キャッシュレス決済の浸透は、市民サービスの向上に繋がっており、今後もさらなる導入を進める計画があるとのことです。
まとめ
KAZAPiの導入は、川崎市におけるキャッシュレス化の重要な一歩であり、市民にとっても便利さが向上する大きな機会です。今後、キャッシュレス決済が利用できる施設はさらに増えていく見込みで、多くの市民にとって役立つサービスとして期待されます。
お問い合わせ
マルチキャッシュレス決済サービス『KAZAPi』についての詳細は、
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