竹と共生するアート「パンダバンブーアート」完成
和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドで、ジャイアントパンダの食事に使われる竹5,000本を駆使したアート作品「パンダバンブーアート」がついに完成しました。このプロジェクトは、竹あかり演出家の池田親生氏と世界的な竹アーティストのワン・ウェンチー氏が手掛け、150名以上のボランティアの協力のもとで制作されました。
完成したアートの特徴
高さ約15メートルに及ぶ巨大なアート作品は、竹を使って織りなされた美しい構造物で、人と自然がつながる様子を表現しています。これは、竹の持続可能性や美しさを視覚的に訴えかけるものとなっています。観客はこの作品の内部を歩くことで、光と影が織りなす変化を体験でき、中に足を踏み入れることで命のつながりを感じるでしょう。
特別イベントの開催
このアート作品の完成を祝うスペシャルイベントが2024年の10月5日(土)にアドベンチャーワールドで開催されます。イベントでは、アートの内覧会や、制作者によるトークイベントが行われる他、特別な舞踊パフォーマンスも予定されています。この日限りの体験ができる貴重な機会です。
イベントスケジュール
- 招待客による挨拶
- テープカットとパフォーマンス
- 「世界と平和の竹」
- 「ジャイアントパンダと竹と竹あかり」
- 尺八・篠笛の演奏と特別演目は観客の前で行われます。
パンダとともに創る未来
この「パンダバンブーアートプロジェクト」は、竹が持つ持続可能な資源としての特性を活かし、里山の保全にも繋がる活動です。アドベンチャーワールドで暮らすジャイアントパンダのために、不要な竹を活かすことで、自然との共生を目指しています。過去には、竹の伐採による環境保護の啓発活動や、ワークショップが行われ、地域の人々と共に各種イベントを開催してきました。
特に、2023年には昨年の「Love of 彩浜」に続く新たな作品として、5,000本の竹を使用したこのプロジェクトが発表されました。これにより、地域の魅力を引き出す新たな文化が育まれることでしょう。イベントを通じて参加者が竹の文化とその美しさを再発見し、自然との関係性を深めていくことが期待されます。
まとめ
アドベンチャーワールドでの「パンダバンブーアート」の完成とそのお披露目は、ただの一過性のイベントではなく、多くの人々が手を携えて創り上げた生命の証とも言えるでしょう。地域と人と自然がつながるこの瞬間を、多くの方にシェアし、体験してもらいたいです。この特別なイベントがどのような感動を齎すのか、今から楽しみです。