「設計」だけでは不十分?DX化を阻む“技術”の壁
近年、多くの企業がDX推進に取り組む中、データ活用の難しさから、本当の意味でのデジタルトランスフォーメーションの実現は遅れています。データの取得・分析・活用方法の「設計」はもちろん重要ですが、採用する「技術」の課題も無視できません。
従来の動画認識技術では、膨大なデータをクラウドに送信し処理する必要があり、高額なAIカメラの購入や、データ保管のための運用コストがかかっていました。このため、導入できる企業は限られており、DX化の進展を阻む大きな要因となっていました。
コストと柔軟性を両立する「エッジコンピューティング」
この課題を解決する画期的な技術として注目されているのが「エッジコンピューティング」です。この技術は、データ処理をクラウドではなく、カメラなどの端末側で行うことで、処理時間を短縮し、コスト削減を実現します。
例えば、エレベーターに設置されたカメラは、人が乗った時、怪しい荷物を持った人物が検知された時などの必要な情報のみをクラウドに送信できます。この技術により、不要なデータの送信を抑制し、リアルタイムでのデータ処理と低コスト運用が可能になります。
手のひらサイズの「AI BOX」が革新をもたらす
「AI BOX」と呼ばれる小型のデバイスは、カメラ端末への「AI実装」を制御する司令塔として機能します。この「AI BOX」は、様々なデータ処理機能を備え、必要な情報だけを抽出するようカメラに指示することができます。
さらに、「AI BOX」は、状況に合わせて柔軟に設定変更が可能なため、当初想定していなかったデータ収集や、新たな分析ニーズにも迅速に対応できます。
導入コストは年間十数万円から
従来のAIカメラと比較して、大幅なコスト削減を実現する「エッジネットワーク」サービス。カメラ10台を導入し、1年間運用した場合、イニシャルコストとランニングコストを合わせて年間十数万円から導入可能です。
幅広い業界での活用が期待される「AI実装」カメラ
「エッジネットワーク」サービスは、その柔軟性とコストメリットから、様々な業界での活用が期待されています。
- - 小売業: 来館者情報の分析による顧客満足度向上
- - 金融機関: 金庫監視のリアルタイム化とセキュリティ強化
- - 農業: 畜産の個体管理や健康状態のモニタリング
- - 公共機関: 公共道路の安全管理や防災対策
社会の課題解決に貢献する「エッジコンピューティング」
シーエスコミュニケーションは、長年のネットワーク構築の経験と技術力を活かし、社会のDX化を加速させるために、エッジコンピューティングを活用した革新的なサービスを提供していきます。
株式会社シーエスコミュニケーション
- - 社名: 株式会社シーエスコミュニケーション
- - 本社: 東京本社: 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア 8F
- - 代表者: 代表取締役 牧草 亮輔
- - 創業: 1998年8月
- - 設立: 2000年1月
- - 事業内容: コンピュータのネットワークシステム及び通信システムの企画、設計、開発、保守、及びコンサルティング、電気工事業
- - 会社HP: https://www.cs-com.co.jp/index.html
まとめ
「エッジコンピューティング」を用いたAI実装カメラは、コスト削減と柔軟性というメリットを兼ね備え、様々な業界でDX化を促進する革新的なサービスです。シーエスコミュニケーションは、この技術の可能性を最大限に引き出し、社会に貢献していくことを目指しています。