新たなセキュリティ対策を実現する「SIEM導入スタートパック for HENNGE」

株式会社ソフトクリエイトは、株式会社網屋の国産SIEM「ALog」とHENNGE株式会社のIDaaS「HENNGE One Identity Edition」を組み合わせた新サービス「SIEM導入スタートパック for HENNGE」の提供を開始しました。このサービスは、企業が短期間で効果的にログ管理や監査体制を構築できるよう支援します。

背景と目的

近年、サイバー攻撃の高度化や法令・ガイドラインの厳格化に伴って、企業に求められるログ管理の重要性が増しています。本サービスは、そんな時代のニーズに応えるものです。特に、2025年には経済産業省が新たなセキュリティ対策評価制度を発表する予定で、企業はより高度な対策を講じる必要があります。

ログ管理は企業の信頼性を示すために不可欠ですが、SIEMの導入には専門的な知識や高額なコストが伴います。これらの課題を解決し、迅速な導入と運用を可能にするために本パックが開発されました。

サービスの特徴

1. 導入のハードルを低くする初期パック

このサービスは、企業の環境に合わせたSIEMの選定から基本的な設定、ログ収集、初歩的なルール設定までをパッケージ化しています。専門のエンジニアが各企業の要件を整理し、運用設計を支援することで導入の障壁を大幅に低減します。

2. 一元管理と相関分析で煩雑さを解消

分散していた様々なログを一元管理することで、相関分析によるリアルタイムでの脅威検知が可能です。インシデントが発生した際には、迅速に原因を特定し、適切な対策を講じることができるようサポートします。

3. 運用コストの低減と業務効率化

導入段階から現場での運用を考慮したルールや設定を行い、専門エンジニアが設計・サポートします。そのため、企業は無理なく運用できる環境を整え、運用コストを抑えつつ効率的に業務を進められます。

4. 日本のビジネスに適した設計

国産SIEM「ALog」とIDaaS「HENNGE One Identity Edition」との連携により、日本企業の業務や法規制に即した運用が実現します。導入時には必要な機能に絞ったシステム構築が可能で、コスト面の負担も軽減されます。

5. HENNGE連携のための標準検知テンプレート

ALogとHENNGEの連携を考慮した検知ルールが標準で提供され、不正アクセスの早期発見を助けます。具体的には、パスワード試行や多要素認証の連続送信の検知が含まれ、監査性が向上します。

価格とお客様へのメッセージ

このパックの初期費用は380万円から、年額費用は480万円からとなっています。ソフトクリエイトの代表取締役社長である林宗治氏は、「企業のセキュリティ基盤強化に貢献できることを大変光栄に思います。サイバー脅威が増す中、安心・安全なIT環境を提供するのが私たちの使命です」と述べています。

まとめ

「SIEM導入スタートパック for HENNGE」は、企業のセキュリティ対策の強化を実現するための新たな手段です。関係者や専門家の協力を得て、国内ビジネスにフィットしたセキュリティソリューションの提供を目指します。これにより、セキュリティ担当者の負担軽減やコンプライアンス強化も期待されており、企業の信頼性向上に寄与することでしょう。ぜひ、今後のサービスにご期待ください。