LGBTQ+が生きやすい社会を目指す新たなベンチャー企業誕生

LGBTQ+支援の新たな挑戦

LGBTQ+の人々にとって、自己表現や交流はしばしば大きな課題となっています。そんな中、株式会社releysが新たに登場しました。この企業は、代表の杉雄大が自身の経験を背景に立ち上げたもので、ありのままの自分を大切にし、LGBTQ+当事者が生きやすい社会を創出することを目指しています。

新たなアプローチの事業内容

releysは、2つの主な事業を展開しています。その一つは「当事者コミュニティ事業」です。現代の出会いにおいては、SNSやマッチングアプリが普及していますが、安心して出会える環境が整っていないのが現状です。そのため、releysはオフラインでのアウトドアイベントを企画し、参加者が安心して出会える場を提供します。

毎月1回、東京と京都で「友達から始まる出会い」をテーマにしたイベントを行うことで、参加者同士が直接交流できる機会を設けています。特に田舎に住む人々にとっては、同じセクシュアリティの人と出会うことが難しいため、今後はこの活動を広げ、より多くの人に届けていく計画です。

インフルエンサー事業の重要性

もう一つの柱である「インフルエンサー事業」は、この社会でのLGBTQ+当事者の将来に光をもたらすことを目的としています。特に、当事者が高齢者になるにつれて、ロールモデルが少なく、未来を描けない人が多いのが現状です。そのため、releysではゲイであることを公表し、自らの生き方を発信できるインフルエンサーのマネジメントを行い、特にゲイ・BLに特化したプラットフォームを設立します。

代表の思いと未来への展望

杉雄大代表は、鹿児島県出身で、早くから自身のセクシュアリティを自認していました。彼は、同じような状況にある若者たちをサポートするために、株式会社releysを設立するに至りました。昨年、国際カミングアウトデーに両親に14年越しのカミングアウトを果たした彼は、苦しむ仲間を救うための行動を起こしたのです。

今後、releysはLGBTQ+当事者のコミュニティを支える重要な役割を果たし、彼らが安心して生きられる社会を目指し続けます。企業理念に掲げられた「Release Yourself」は、すべての人々が自分を受け入れ、自由に表現できる環境を求める願いを象徴しています。彼らの活動が多くの人に支持され、LGBTQ+への理解が深まることを期待しています。