ICEYEとスウェーデン防衛
2026-01-16 11:53:06

スウェーデン国防軍がICEYEの宇宙インテリジェンスを活用し防衛力強化

ICEYEがスウェーデン国防軍に提供する宇宙インテリジェンス能力



フィンランドのICEYE(アイサイ)は、スウェーデン国防装備庁(FMV)との間で、主権的な小型合成開口レーダー(SAR)衛星システムに関する契約を結んだと発表しました。この契約は数百万ユーロ規模で、スウェーデンの防衛力向上と防災対策の一環として位置づけられています。

契約の直後、スウェーデン国防装備庁の航空・宇宙システム部門の准将、カールフレドリック・エドストロム氏と、ICEYEの北欧・NATO担当バイスプレジデントであるセッポ・アールトネン氏が正式に合意に達しました。これにより、スウェーデン国防軍はICEYEの高度なSAR衛星データや専用ソフトウェアに加えて、宇宙ベースの監視・情報収集システムに必要な地上システムと技術を獲得することになります。

雪や雨を透過する観測能力


ICEYEのSAR衛星は、最大16cmの地上分解能を誇り、昼夜問わず、あらゆる気象条件下で撮影が可能です。この技術により、北欧地域特有の厳しい気象条件でも安定した観測データを提供し、継続的な状況把握を支援します。特に長い冬の暗い夜や頻繁な雲天においても、ICEYEの衛星は視認性の高い画像を取得できます。

また、ICEYEの技術は、他のNATO同盟国との連携を可能にし、必要に応じて観測能力の共有や相互タスキングを行うことで、北欧地域の防衛力の強化にも寄与します。これは、欧州およびNATOの防衛戦略が宇宙領域を戦術的に活用する方向に向かっている中で、ICEYEが果たす重要な役割を示しています。

スウェーデンの防衛戦略の一環


今回の契約は、スウェーデン国防軍の歴史的な再軍備や国家防衛戦略に基づいており、主権的な宇宙能力を強化することで、スウェーデン自身の即応力を向上させることを目指しています。これにより、パートナー国や同盟国に対する支援体制がさらに強化され、北欧地域全体の安全保障環境が安定することが期待されます。

ICEYEのセッポ・アールトネン氏は「私たちは、北欧および北極圏の厳しい環境条件下でも機能する宇宙ベースのISR能力をスウェーデン国防軍に提供できることを誇りに思う。この契約により、NATO北東地域の安全性をさらに高めることができる」と述べています。

ICEYEの使命


ICEYEは、小型SAR衛星の分野でリーディングカンパニーとして知られており、世界中の政府や商業業界にデータを提供しています。防衛、防災、金融、海事モニタリング、環境保護など、さまざまな分野でコミュニティのレジリエンスと持続可能な開発を支援しています。同社はフィンランドに本社を構えるほか、米国、ポーランド、スペインなどにも拠点を持ち、900人以上の従業員が在籍しています。

今後、ICEYEが提供する宇宙インテリジェンス能力は、スウェーデン国防軍はもちろん、NATO全体の防衛力を強化するうえで重要な役割を果たすことになるでしょう。


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会社情報

会社名
ICEYE Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷3−5-7LA01ビル
電話番号

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