日本の伝統を新たに生かしたエンタメ舞台「NINJA+KABUKI TOKYO」
東京・新宿で上演中の「NINJA+KABUKI TOKYO」が、なんと月間動員数2,000人を突破した。その驚異的な数字の99%は海外からの観客によるものだが、日本国内ではこの現象はあまり知られていないのが現状だ。この新たな舞台は、従来の観光ショーを超え、「本物の日本文化」を体現するプログラムとして、多くの訪問者を魅了している。
世界で唯一の日本文化の融合
「NINJA+KABUKI TOKYO」は、日本忍者協議会が企画し、株式会社マルハン東日本カンパニーが主催、株式会社TryHard Japanが運営を担当している。このプロジェクトは、忍者の精神や身体表現と、歌舞伎の美しさや音楽性を見事に融合させたノンバーバル(言語を超える)ショーである。特に演出を担うのは、歌舞伎界の名門である七代目田中傳次郎。彼の手による演出は、光や音、映像、そして身体の動きを駆使して新しいドラマを生み出す。観客はその中で「Authentic Japan × Entertainment」という新しい体験に身を委ねることができる。
伝統と革新の融合に向けた取り組み
このプロジェクトは、株式会社マルハンの企業理念である「人生にヨロコビを」を基に、文化・観光・国際発信を軸に展開される。また、忍者文化を通じた地方創生や国際交流を目指し、伝統と現代が融合した新しい文化を形作ることを目的としている。七代目田中傳次郎の舞台芸術は、国内外で高く評価されており、さまざまな国での公演経験も豊富である。彼が描き出す世界は、単なる見せ物ではなく、深い感動を与えるものだ。
マルハンと日本忍者協議会の協業
クライアントである株式会社マルハン東日本カンパニーは、多岐にわたるエンターテインメント事業を展開しており、「NINJA+KABUKI TOKYO」はその中心的なプロジェクトの一つとなっている。この舞台の成功は、ただのビジネスチャンスにとどまらず、日本文化の発信や体験を通じて心を豊かにすることに寄与している。倉田立石邦博という日本忍者協議会の事務局長も、忍者文化を各国に広める活動に注力しており、今後も様々なプロジェクトが期待される。
海外展開に向けて
「NINJA+KABUKI TOKYO」は、今後、中東や欧州、アジア各国における展開を計画している。忍者、歌舞伎、そして和の精神を融合させたこの舞台は、日本を代表する文化観光コンテンツとして根付く可能性を秘めている。観客は、ただの観光地を訪れるのではなく、真の日本文化を体験することができる貴重な機会を提供されるのである。時間が経つにつれて、国境を越えた文化交流が進む今、まさにこの舞台はその出発点となりうる。
公演情報
「NINJA+KABUKI TOKYO」は、東京・新宿区のWARP SHINJUKUで通年上演中。詳細な公演日程やチケット情報は、公式サイト(
ninja-kabukitokyo.com)で確認できる。日本忍者協議会へのお問い合わせは、
[email protected]までどうぞ。
この新しい文化体験は、私たちにとっても重要な価値を提供し、世界の中での日本の役割を再確認させてくれるに違いない。