17LIVEが2024年度の決算を発表!営業利益900万ドルを達成
2024年12月31日に終了した2024年度の決算において、17LIVE Group Limited(以下「17LIVE」)は、営業利益900万米ドルを達成しました。これは、前年比で大きな改善を示すものであり、特に下半期が顕著な成長を遂げています。
財務ハイライト
この年度の営業利益は、2023年度下半期と比較すると927.9%の増加を示し、競争の激しい市場の中でも一貫した業務の効率化が功を奏しました。具体的には、2024年上半期の営業利益130万米ドルに対し、下半期には760万米ドルをマークし、467.4%の成長を記録。通期の売上は1億9,080万米ドルで、売上総利益率も41.2%から43.3%へ改善しました。これにより、営業の健全性が確保され、収益性の向上が顕著に見て取れます。
特に注目すべきは、バーチャルライブ配信事業であるVライバー事業の売上が、前年度の500万米ドルから2024年度には1,100万米ドル以上に達したことです。このことは、コンテンツクリエイターとユーザーとの間でのバーチャルライブ配信の需要が高まっていることを示しています。
17LIVE Forward Strategyの進展
昨年8月に発表された「17LIVE Forward Strategy」は、ライブ配信業界での持続的成長を目指し、大きな役割を果たしています。この戦略には、プロダクトの革新と戦略的な買収を通じて、事業の拡大を推進することが掲げられています。
1.
プラットフォームの強化:新たなインタラクティブ機能でユーザー体験を向上させ、AIアシスタント機能を通じて視聴者とのコミュニケーションを円滑にする取り組みが進められています。
2.
クリエイター支援:新機能「Vクリエイトモード」により、コストをかけずにバーチャルキャラクターを作成できるようになり、多くのクリエイターが参入しやすくなりました。
3.
収益の多様化:日本の人気VTuberプロダクション「Re:AcT」を運営するmikaiのグループ化を進めることで、視聴者との関わりを深める新たな機会が創出されています。
CEOのコメント
17LIVE GroupのCEO、ジャン・ホンフイは、「2024年度は収益性や競争力の強化に向けた当社の意志を示す結果であり、Vライバー事業の成長はプラットフォームの潜在力を証明するものです。今後も長期的な成長に向けて努力を続けます」と述べています。
今後の展望
17LIVEは今後も持続可能な収益性を確保し、売上成長を目指す体制を整えています。AI機能を駆使してカスタマイズ化されたコンテンツ提供が実現するとともに、IP事業の統合によって革新的でエンゲージメントの深いユーザー体験が生まれる見込みです。アジア市場全体での存在感を高めつつ、テクノロジー革新やコンテンツの進化に注力することで、新たなビジネスチャンスを掴みに行くつもりです。ライブ配信業界が進化し続ける中、17LIVEはリーダーシップをさらに強化していくことでしょう。
詳細は17LIVEの公式ウェブサイト(
17LIVE)をご覧ください。