成政酒造のIchigaimon BY2013が英で金賞受賞、女性の市場影響力を証明

Ichigaimon BY2013が国際的な栄誉を獲得

成政酒造が醸造した「Ichigaimon BY2013」が、英Women’s Wine and Spirits Awards 2018において金賞を受賞しました。この栄誉は、売上やブランド力を問わず、品評会に出品された日本酒の中で際立った品質を証明するものです。特に、女性バイヤーのみが審査員を務めるこの賞は、今の酒類産業における女性の影響を強調するものとなっています。

審査の特徴と参加者について

Women’s Wine & Spirits Awardsは、ロンドンのロイヤル・ヨット・クラブにて開催され、100名の影響力のある女性バイヤーによる厳正な評価が行われました。参加したサンプルは38か国から集まり、1,000を超える多岐にわたる酒類が並ぶ中で、Ichigaimon BY2013はそのクオリティによって金賞に選ばれる結果となりました。

このコンペティションには、著名な生産者も多数出品しており、MacallanやDomaine Chandonなどがその名を連ねていました。一般的に、酒類の市場における女性の購買行動は非常に影響力を持つものであり、現在ではワインの80%を女性が購入しているとされています。このような背景から、今後の酒類生産者は女性を意識したマーケティング戦略が必要であると指摘されています。

Ichigaimon BY2013の特性

Ichigaimon BY2013は、富山県産の米を55%使用した純米吟醸で、4年の長期熟成を経て、その特徴的な香りと味わいを纏っています。この日本酒は、従来の日本酒の枠を超えた可能性を秘めており、国際的な舞台でもその実力を発揮しました。

株式会社とくせんの役割

この受賞に際し、株式会社とくせんは、販売と輸出支援を行った重要なプレイヤーとして評価されています。食に関連する商品を幅広くプロデュースし、市場進出におけるコンサルティングを行うなど、6次産業化を推進しています。

彼らの存在は、地域の特産を生かした商品開発や、海外市場へのアプローチにおいて大きな影響力を持つと言えるでしょう。

結論

成政酒造のIchigaimon BY2013が英Women’s Wine and Spirits Awardsでの金賞を受賞したことは、日本酒にとっての新しい可能性とともに、女性の購買力が重要であることを再確認させる一事件です。国際的な市場においても注目される現代の酒類業界において、女性の意見や好みがますます重視されていくことでしょう。