メディロムグループ、新たな経営体制を強化
メディロムグループは最近、CTO(最高技術責任者)とCBO(最高事業責任者)を新たに設置することを発表しました。これは、グループ全体の経営体制を強化し、ヘルステック企業としてさらなる成長を目指すための重要なステップです。
経営体制強化の背景
メディロムグループは「健康を、もっと、あたらしく」というコンセプトのもと、予防から医療まで一貫したヘルスケアを提供しています。その中心となるのが、全国に300店舗以上を持つリラクゼーションスタジオ「Re.Ra.Ku」です。近年、ITやデバイス事業にも本格的に参入し、「リアル×IT」を通じてヘルステック企業としての地位を確立してきました。
メディロムグループは、これまでの実績をもとに、CTOとCBOの就任を通じてさらに企業の成長を促進し、ヘルスケア革命を推進する意思を明確にしました。
新CTOの紹介:穗滿一成
CTOに就任したのは穗滿一成氏です。彼は2007年に株式会社アラタナを設立し、数々の成功を収めてきた技術者です。彼はメディロムグループに参加することで、自身が大切にしている「健康」というテーマに取り組む意義を感じていると語っています。「衣・食・住・学・遊・健」の6つの要素すべてを重視し、特に健康が重要であると信じています。
穗滿氏は「ヘルスケア革命」に向けて、メディロムグループがさらなる進化を遂げることに意欲を見せています。「技術が世界を面白くする」との信念の下、彼は新たな挑戦を楽しみにしていると述べています。
新CBOの紹介:早見泰弘
CBOに就任した早見泰弘氏も多彩な経歴を持つシリアルアントレプレナーです。1996年に設立したイニットでは、インターネットビジネスを拡大し、トランスコスモス社への事業譲渡を果たしました。その後は自費リハビリサービス「脳梗塞リハビリセンター」を設立し、日本で初めてとなるこの業種を普及させてきました。
早見氏は、自身が培ってきた全ての経験を生かし、「MOTHER Bracelet」を中心としたヘルステック関連のサービスを国内外で展開することに強い期待を寄せています。彼のビジョンは、今後ますます拡大していくメディロムグループの事業において活きることでしょう。
メディロムグループの未来
メディロムグループは現在、308店舗のリラクゼーションスタジオを展開し、さらにヘルステックビジネスにも注力しています。今後はオンデマンドトレーニングアプリ「Lav」を通じての健康管理や、世界初の無充電スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」の導入など、様々な新たなサービスを提供しています。
2023年にはこれらのデバイスを活用した見守りシステム「REMONY」も展開し、介護や運送など多様な業界での受注も獲得しています。
メディロムグループは、創業以来の生活習慣データを基にしたデータ解析事業へも取り組む予定であり、より多くの人々に健康を届けることを目指しています。新たなCTOとCBOの加入により、今後の成長が期待されます。