衛生管理の革新
2023-01-11 11:00:04
工場や飲食店の衛生管理を革新する新たな取り組みとは
工場や飲食店の衛生管理を革新する新たな取り組み
最近、工場や飲食店の衛生状態の管理が、リコーとmil-kinによる新たな実証実験によって大きく変わる可能性が出てきました。このプロジェクトは、遠隔地からでもリアルタイムで衛生状態を観察できる革新的な仕組みを提供します。具体的には、映像と音声の双方向配信サービス『RICOH Remote Field』と、バクテリア・セルフチェックデバイス『mil-kin(見る菌)®︎』を活用。これにより、衛生状態を「見える化」し、菌レベルでの確認が可能になります。
プロジェクトの概要
この実証実験では、『mil-kin(見る菌)®︎』が搭載されたデバイスを使用し、遠隔地から実際の衛生状態を確認できます。これまでのように現場に赴く必要がなく、リアルタイムで安心して衛生状態を確認できる技術がここに誕生しました。360度カメラ『RICOH THETA』と組み合わせることで、利用者は自分の視点から任意の角度で映像を確認できます。
本プロジェクトは、移動時間の削減や衛生管理の強化につながります。特に、立会いが必要な場面では、肉眼で見えない微生物の状況までも瞬時に確認できるため、リスクを未然に防ぐことができるでしょう。
mil-kin(見る菌)®︎について
『mil-kin(見る菌)®︎』は、高倍率の携帯形顕微鏡で、スマートフォンを利用することで、ピント合わせの手間が不要です。ユーザーは接眼レンズを覗くことなく、大画面で微生物を観察できるため、その場で動画や静止画を記録することも可能です。これは、食品業界や教育分野で特に役立てられています。今まで個別の場所や専門家に依存していた微生物の観察が、「いつでも・どこでも・誰でも」行えるようになるのです。
このデバイスは2019年に日本産業規格(JIS)の基準で「携帯形微生物観察器」として認定されました。これにより、その信頼性と有用性が公的に証明されています。
リコーの役割
リコーは、360度カメラ『RICOH THETA』をエッジデバイスとして活用し、現場とオフィスの連携をサポートしています。コロナ禍や労働人口の減少に伴い、リモートワークが進む中、彼らは新たな労働環境のあり方を模索しています。『RICOH Remote Field』は、その現場に立っているかのようなダイナミックな体験を提供し、リモートでの立会い作業を効率化します。
このサービスによって、最大4K画質の高精細映像をリアルタイムで配信でき、遠隔での立会いの新しい形が確立されつつあります。また、視覚的な情報と同時に文字情報も配信されるため、現場の詳細確認が容易になります。
未来への展望
このような衛生状態の「見える化」は、工場や飲食店だけでなく、さまざまな業種での活用が期待されます。特に、微生物の観察はより高い精度で行えるようになり、各業界の衛生管理のレベルを一新する可能性があります。今後も進化が期待されるこのプロジェクトに、どうぞご注目ください。
詳細情報や今後の展開については、公式サイトを訪れてみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社mil-kin
- 住所
- 東京都港区芝3丁目15-14ヒキタカ芝公園ビル9F
- 電話番号
-
03-6262-5333