新日本製薬の独自コラーゲンの新たな効果
新日本製薬株式会社は、福岡市を本拠地とする企業で、化粧品、健康食品、医薬品の分野で幅広い商品を展開しています。同社は最近、独自のコラーゲン製品が、美肌に対する新たな効果を持つことを確認しました。この研究は、睡眠中に分泌される成長ホルモンとの相乗効果に着目したもので、今後のスキンケア商品の開発に大きな影響を与えることが期待されています。
睡眠の質と肌の美容
睡眠がもたらす健康効果については広く知られていますが、特に肌の回復力に与える影響は無視できません。質の悪い睡眠は成長ホルモンやインスリン様成長因子1(IGF-1)の分泌を減少させ、これが肌の老化や回復力の低下につながることが分かっています。これを受けて、新日本製薬は肌の主成分であるコラーゲンと成長ホルモンの関係を調査し、美肌を促進する可能性を探ることにしました。
独自コラーゲンの特性
新日本製薬が開発した独自のコラーゲンには、「VCコラーゲン」、「ムラサキ発酵コラーゲン」、「プラセンタコラーゲン」、「プロテクトコラーゲン」があり、それぞれが特異な特性を持っています。これらを成長ホルモンと組み合わせた実験では、IGF-1の遺伝子発現とIGF-1受容体の増加が確認されました。特に「ムラサキ発酵コラーゲン」との組み合わせは、若年モデルの効果を上回る結果をもたらしました。
VCコラーゲン
世界初のビタミンCとコラーゲンを結合させた製品で、保湿と抗酸化作用を兼ね備えています。このコラーゲンは、肌の保護機能を強化する特許を取得しています。
ムラサキ発酵コラーゲン
乳酸菌で発酵させたコラーゲンで、未発酵品と比較してアミノ酸の量が豊富で、ヒアルロン酸の生成を促進します。これにより、肌の保湿力や弾力性が向上します。
プラセンタコラーゲン
一般のプラセンタと比較して約9倍のコラーゲンを含むこの製品は、肌のハリや弾力を維持し、シワを予防する効果が期待されています。
プロテクトコラーゲン
水溶性のコラーゲンとリン脂質を結合したプロテクトコラーゲンは、コラーゲンの浸透性を高め、肌のバリア機能を強化することが図られています。
今後の展望
今回の研究結果から、新日本製薬はこれらのコラーゲンを応用したスキンケア商品の開発を進める方針を明らかにしました。特に睡眠中の肌の回復力を高める「眠り美容」というコンセプトを基にした商品が期待されています。
会社概要
新日本製薬は1992年に設立され、化粧品や健康食品、医薬品に力を入れています。最新の研究開発に基づいた商品を通じて、美と健康をテーマにした新たな価値を提供しています。今後も大学や他の企業と協力して、新素材の研究や商品開発を進めていくことでしょう。
詳細に興味がある方は、
新日本製薬の研究開発サイトを訪れてみてください。