慶應義塾大学とウイングアークが進める国際データ流通実証実験の意義

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)とウイングアーク1stが共同で、国際的なデータ流通に関する実証実験を開始することが発表されました。本実証実験は、企業や業界を横断して安全なデータの流通を確保し、データの信頼性を検証することを目的としています。この取り組みは、デジタルトラスト基盤の国際的相互認証とその運用を見据えており、2023年10月27日から始まります。

背景


近年、製造業や物流、エネルギー分野において、企業単独ではなくサプライチェーン全体でのデータ連携が重要視されています。しかし、現在の国際的なビジネスにおいては、依然として主要な文書のやり取りが紙ベースで行われており、情報の確認や承認が手間を要するため効率的ではありません。企業が国境を越えてスムーズにビジネスを進めるためには、デジタル化したシームレスなデータ連携が不可欠です。

また、今後増大する企業間のデータに対しては、AIの活用が求められています。AIがデータを瞬時に処理するためには、そのデータが「正確」であることを証明する仕組みが必須であり、それにはデータの発行元や発生日時、改ざんの有無を証明する必要があります。これにより、安全にデータを共有するためのデジタルトラスト基盤が求められています。

実証実験の詳細


実証実験では、企業間で流通する電子データの信頼性を保証するための技術が検証されます。具体的には、以下の3つの観点から進められます。

1. 電子データの真正性確認技術の検証:企業間で共有されるデータの作成元や提供元を確認し、データが改ざんされていないことを検証します。

2. デジタルトラスト技術の適用検証:電子署名やタイムスタンプ、eシールといったデジタルトラスト技術が電子データの信頼性をどう確保するかを検証します。

3. 企業間データ連携への適用可能性検証:国家のデジタルトラスト基盤を連携させ、異なる企業や組織間で安全にデータを流通できる仕組みを構築します。

ウイングアークの役割


ウイングアークは、電子データの信頼性を確保し、帳票や文書管理を支援するための技術やサービスを提供しています。また、デジタルトラスト技術においては、「Trustee」というサービスを通じて電子データの証明を行っています。今回の実証実験では、これらの技術を活かしつつ、デジタルトラスト基盤の構築に貢献することを目指しています。

今後の展望


ウイングアークは、デジタル帳票基盤を中心に、国際的に相互運用可能な仕組みを提供することで、グローバル業務の発展を促進します。これにより、電子データの信頼性を確保しつつ、安全に流通させ、AIによる迅速な処理を実現することは、企業の競争力向上につながります。


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会社情報

会社名
ウイングアーク1st株式会社
住所
東京都港区六本木三丁目2番1号六本木グランドタワー
電話番号
03-5962-7400

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