SNSとテレビ視聴
2025-04-25 11:24:59

Z世代のテレビ視聴事情:SNSがテレビを見るきっかけに!

Z世代のテレビ視聴実態調査



近年、「テレビ離れ」と言われるZ世代ですが、実際の視聴実態はどうなっているのでしょうか。株式会社テテマーチが運営するサキダチラボが実施した調査によると、大学生の約7割が週に5時間未満しかテレビを視聴していないことがわかりました。この質問に対する回答は、忙しい大学生活に何らかの理由に起因しているようです。特に、アルバイトやサークル活動の影響で可処分時間が著しく制限されている現実が浮かび上がってきました。

テレビ視聴時間と可処分時間


アンケートの結果、大学生の64.0%が「5時間未満」と回答。一方で、「自由に使える時間」の質問には、同じく「5時間未満」と答えたのは22.0%でした。このことから、給与を得るためのアルバイトや、各種活動に多くの時間を取られ、彼らはほとんど余暇を持てずに過ごしている状況が明らかになりました。特に多くの学生がテレビ視聴を優先する余裕はなく、スマートフォンやSNSに多くの時間を費やしていることが示されています。

視聴理由とスタイル


視聴理由として最も多かったのは「習慣で何となく」でした。テレビを観たいという強い意志はなく、ただ流しているという傾向が44.9%という数値に現れました。また、「好きな番組があるから」という理由も40.3%と高く、一部の学生は「推し」の出演を待ち望み、リアルタイムで視聴することへ意欲を示しています。

人気番組と競合コンテンツ


Z世代は「水曜日のダウンタウン」や「イッテQ!」など、独自性の強いバラエティ番組を好むことが分かりました。このような番組の人気の背景には、現場の雰囲気や出演者の魅力などが大きく関わっています。しかし、Z世代の大学生の中には「テレビよりもYouTubeやNetflixが好き」といった声もちらほらあり、テレビが有利な環境で活動できなくなってきているのも現実です。

SNSの影響力


さらに、調査結果によると、大学生の2人に1人がSNSをきっかけにテレビ番組を視聴しているという驚くべき数値が浮かび上がりました。SNSはもはや情報収集の主要な手段となっており、彼らはInstagramやX(旧Twitter)などから情報を得ているようです。特に注目すべきは、SNSで人気の「切り抜き動画」です。これらの短い動画が興味を引き、視聴の契機になることがあります。

SNS連携の重要性


今回の調査から分かるように、Z世代とのテレビ番組との関わり方はSNSとの相互作用に深く根ざしています。若者にとってテレビ視聴はもはや単なる視聴行為にとどまらず、SNS上でのシェアや話題化によって新たなファンを獲得する重要な手段へと進化しているのです。この変化に適応するためには、テレビ制作側もSNSを活用したマーケティング戦略を採る必要があります。

どのようにZ世代にアプローチすべきか


入手したデータを基に、マーケティングの実践法として「テレビコンテンツの二次利用」や「SNSでの話題作り」が鍵となるでしょう。Z世代の視聴スタイルに合わせた新たなアプローチを行い、彼らの生活に寄り添った情報提供を心がけることで、若者層とテレビとの関わりを深めることにつながるはずです。

まとめ


サキダチラボの調査を通じて、Z世代が抱えるテレビ視聴に関する実態が明らかになりました。彼らのテレビ視聴は、SNSや他メディアとの連携の中で新たな形を取っています。今後、どのようにこれらの傾向をビジネス戦略に生かしていくかが、テレビ業界にとっての重要な課題となるでしょう。


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