セブン-イレブンとAUBAの共創プログラムがインバウンド消費を促進

セブン-イレブンとAUBAの新たな挑戦

2025年4月28日、セブン-イレブン・ジャパンが主導する共創プログラム『SEVEN-ELEVEN JAPAN INNOVATION PROGRAM 2024』が始まります。このプログラムは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA（アウバ）」とのコラボレーションにより、地域のニーズに応えることを目的としています。特に今回のプロジェクトでは、株式会社Payke（ペイク）との共同によって、インバウンド消費行動の実態を解明し、来店促進を目指す実証実験が行われます。

インバウンド消費行動の実証実験

この実証実験の目的は、外国から訪れる観光客の買い物の実態を把握し、その結果を基にセブン-イレブンでの便利で安心なショッピング体験を提供することです。具体的には、Paykeが提供する買い物支援アプリに、セブン-イレブン店舗でのオリジナル商品の多言語対応機能を追加することにより、インバウンド客が手軽に商品情報を取得できる環境を整えます。

これにより、日本の文化や商品を楽しむ機会が増えることが期待されています。過去には言語の壁からくる情報不足が問題であったため、この取り組みはインバウンド客にとって非常に重要です。

データ分析による購買傾向の把握

さらに、セブン-イレブンは、スキャンデータを用いて、購入者の国籍、年代、性別に応じた購買行動の傾向を把握します。このリアルタイムなデータ分析により、どのような商品がインバウンド客に求められているかを確認し、店舗運営における最適化に役立てることが可能になります。これにより、顧客のニーズに合わせた商品の取り揃えやサービスを提供することができるのです。

インバウンド客の店舗訪問を促進

また、アプリの機能を活用して旅の前段階からインバウンド客をセブン-イレブンの店舗へ導き、購買行動を促進します。これにより、観光客の購買体験が一段と便利になり、セブン-イレブンにとっても売上向上に寄与することが期待されます。

競争力強化に向けた共創アイデア募集

この共創プログラムでは、「地域経済」「観光」「健康」をテーマに広く共創アイデアを募集し、厳選された7社とセブン-イレブンの担当者が一堂に会し、アイデアをブラッシュアップする『BUSINESS BUILD』の活動も行われます。これらの活動を通じて、選ばれた5社の事業アイデアが実証実験へとつながり、さらなる事業化が推進されます。

インバウンド買い物支援アプリ「Payke」とは

Paykeは、商品パッケージのバーコードをスキャンすることで、あらゆる商品の情報を7つの言語で表示できる便利なアプリです。単なる翻訳アプリとは異なり、製品に関する深い情報や他ユーザーの口コミを提供します。また、旅行者向けのクーポン情報も提供しており、日本旅行をより便利でお得に楽しめるようサポートします。

このプログラムの成果が実を結ぶことで、日本のインバウンド市場に新たな価値を提供し、観光業の活性化が期待されます。セブン-イレブンとAUBAの協力により実現する新たな試みから目が離せません。