EC配送時の脱炭素化を実現するcomveyの新たな取り組み

comveyの新たな取り組み

株式会社comvey（コンベイ）は、環境にやさしいEC配送のための革新的な手法「シェアバッグ®︎」を展開しています。このサービスが注目を浴びる中、2024年度の「The 5th Japan BeautyTech Awards」で特別賞を受賞しました。この受賞は、comveyが脱炭素化に向けた取り組みや優れたビジネスモデルを通じて、ファッションや美容業界における社会的価値観に真摯に向き合っていることが評価された結果です。

シェアバッグ®︎の特徴

シェアバッグは、宅配便の返却時に郵便ポストに簡単に返却できるリユース梱包のシステムです。消費者はECサイトで商品購入時に、自分の好みに応じて梱包方法を選べることができます。消費者がシェアバッグを選んだ場合、届いたバッグは後日ポストに投函するだけで返却可能です。このシンプルなプロセスは、梱包ストレスの軽減にもつながり、環境を考慮した選択肢として高く評価されています。

BeautyTech Awardsでの評価

「The 5th Japan BeautyTech Awards」は、美容からファッション、ヘルスケアまで多岐にわたる革新を対象とした賞です。2024年度のアワードには61件の応募があり、その中から15件が一次審査を通過し、さらにプレゼンテーションと質疑応答を行った結果、特別賞や大賞が選出されました。審査員には、業界の権威者が名を連ね、革新性や社会性が厳正に評価されます。

comveyは、そんな厳しい審査をクリアし、「シェアバッグ」によって物流の難しい課題に対峙した事業モデルの優位性を認められました。社内の審査員からは、「美しい物流」を掲げ、ファッションや美容領域での社会的価値に真摯に取り組んでいる姿勢が評価されたのです。

CO2削減効果と未来の展望

シェアバッグは従来のダンボール梱包に比べ、何と85%以上のCO2排出量を削減することが実証されています。これは10回の配送を行った際の算出で、長期的には50回以上のリユースが可能です。使用済みのバッグは、パートナー企業と連携して95%以上がリサイクルされるため、環境に優しいサイクルが完結します。

comveyでは、今後もコスメやビューティー商品向けにシェアバッグの導入を拡充していく予定です。梱包が環境に与える影響を最小限に抑えながら、消費者に満足してもらえるサービスを提供することを目指しています。その結果、企業と消費者の間で持続可能な価値観の共有が可能になるでしょう。