星和電機が開発した遠隔電源リセット機能の新製品

京都府城陽市に本社を置く星和電機株式会社は、道路情報板やCCTVカメラ、気象観測局などの路上端末設備に対応する新製品「Webリセットブレーカ」を発表しました。この新しいブレーカは、遠隔地から電源をリセットできる画期的な機能を備えており、特にインフラメンテナンスにおいて効率的な運用が期待されています。

製品の特徴

「Webリセットブレーカ」は、従来の自動復帰機能に加え、IPネットワークに直接接続できるため、事務所のPCから遠隔で電源リセット操作が可能です。この機能により、不具合が発生した際の即時復旧が実現され、メンテナンスの省力化にも大きく貢献します。特に、外部からの誘導雷や過負荷によってトリップした際には、不要動作を自動で検知し、再投入を行う自動復帰機能が搭載されています。

操作は非常に簡単で、PCブラウザを通じて行うことができます。これにより、職場から手軽にリモート操作ができ、電源のON/OFFが瞬時に行えるのです。また、ブレーカの状態や自動復帰の回数、トリップ回数などもリアルタイムで監視でき、マニュアル操作に頼る必要が大幅に軽減されます。

現況監視機能

Webブラウザを通じて行える現況監視機能も本製品の大きな魅力です。PCからの操作で、遮断器の現在の状態や、過去のトリップ記録、雷サージによる特定のトリップの有無などを簡単に確認することができます。さらに、運用ログはタイムスタンプ付きで記録されるため、機器の故障時には速やかな原因分析と修理が可能になります。