淡路島で『障がい者』と『野菜』の価値を見直す直売所が誕生

淡路島で新たな直売所、MUKUマルシェの誕生が注目されています。このプロジェクトは、障がい者の就労支援と農業の担い手不足を解決することを目指しています。「違いが共奏する」をキーワードに掲げるMUKUマルシェでは、就労継続支援B型事業所を併設し、地元の畑で収穫された新鮮な野菜を中心に、規格外野菜や傷物野菜の加工品も販売されます。人間と野菜、それぞれの違いを活かし合うことができるという新しい視点から、今までの常識を覆す取り組みです。

特に、規格外の野菜は、見た目が整っていないため市場では過小評価されますが、味や栄養価はすばらしいものです。このことで、消費者が新たな発見をし、地域の農家と障がい者が共に支え合う社会の実現に寄与することが期待されます。MUKUマルシェは、ただの販売所ではなく、地域とつながりながら、人と野菜の新しい価値を生み出すハブとなることを意図しているのです。

現在、MUKUマルシェはクラウドファンディングを通じて資金を集めています。プロジェクトの目標は100万円ですが、すでにこの金額を達成しています。さらなる展開を目指して、次の目標として500万円を設定しており、これを用いて直売所の隣にある予定のシェアキッチンの開設にかかる費用の一部に充てられる予定です。シェアキッチンは、将来的には若者の夢を応援する場としての役割を担うことも期待されています。

MUKUマルシェは、2023年7月中旬にオープン予定で、所在地は淡路市岩屋2951ー5です。特定非営利活動法人MUKUは、農業を通じた就労支援や障がい者の社会参加を促進しており、地域社会のニーズに応えながら「農福連携」を推進しています。MUKU FARMも運営しており、無農薬で育てられた新鮮な作物が地元に提供されています。

特定非営利活動法人MUKUは、障がいの有無にかかわらず誰もが活躍できる場所を提供することに力を入れています。地域の特性を活かしつつ、多様性を受け入れる社会づくりを目指しているのです。

SNSも活用しており、Facebook、Twitter、TikTok、Instagramなどで情報発信を行っています。興味のある方は、ぜひこれらのアカウントをチェックしてみてください。これからのMUKUマルシェの展開を応援しながら、新たな価値がどのように生まれていくのか、目が離せません。