FRIQTAOの新しい音楽世界
ロンドンを拠点に活動するピアニストで作曲家のFRIQTAO(フリクタオ)が、注目を集めている。2023年10月10日にリリースされたデビューEP『Lifestream(ライフストリーム)』のリードトラック「Woke up in Japan」のミュージックビデオが公開され、さっそく多くのファンの心を掴んでいる。映画監督のJesse KochとMatt Magnusが手がけたこのミュージックビデオは、日本各地の美しい都市や自然の風景を映し出し、楽曲の持つ内面的な世界観を見事に表現している。
日本の風景との結びつき
「Woke up in Japan」の映像は、静かな緑に囲まれた空間と賑やかな街の様子を交互に映し出し、動と静の双方が感じられる作品となっている。スタジオジブリの作品からインスパイアを受けたというこのビデオは、FRIQTAOの幼少期の思い出や“想像の中の日本”をテーマにしている。特に、夢のような“朝の幻想”を描くことで、視聴者を不思議な世界へと誘う。
FRIQTAO自身は、「“Woke up in Japan”は、僕にとって“静けさの中にある発見”を描いた作品です」と語っており、日本の風景は音楽のインスピレーションが詰まっていると述べている。この言葉からも、彼がどれほど日本の影響を大切にしているかが伝わってくる。
世界での活躍と音楽スタイル
FRIQTAOは、パリで生まれイギリスで活動している音楽家で、そのクラシックピアノと現代的なスタイルを融合させた音楽性で知られている。彼は、駅のストリートピアノでの演奏を通じてポップやヒップホップなど様々なジャンルをピアノで表現し、SNSに動画を投稿することで多くのファンを魅了してきた。その結果、彼のTikTokフォロワーは380万人を超え、クラシック音楽の新しい魅力を次世代に届けるアイコン的存在となっている。
デビューEP『Lifestream』には、全5曲が収録されており、すべての楽曲を彼自身が作曲し演奏している。この作品は、記憶や想像、自己探求をテーマにした“瞑想的な音の物語”を描いており、聴く者に深い思索を促すような構成になっている。
音楽的背景と影響
FRIQTAOの音楽には、彼が幼少期に聴いたマイケル・ジャクソンから、後に影響を受けたアヴィーチーやXXXテンタシオンといった多様なジャンルのアーティストが反映されている。彼の特異なスタイルは、ピアノを身近で生き生きとした存在にすることを目指しており、視聴者にとって新たな発見をもたらす。
まとめ
FRIQTAOは、その革新性と多様性から、これからの音楽界でますます注目される存在となるだろう。「Woke up in Japan」のリリースとともに、彼がどのように新たな音楽的表現を探求していくのか、ますます期待が高まる。一度彼の音楽を聴いてみることで、その魅力を体感できること間違いなしだ。今後の活躍に目が離せない。
リリース情報
- - EP: 『Lifestream』 配信中
- - 配信リンク: こちら
- - レーベル: Avant Garden
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