Audibleの新たなコンテンツが登場
オーディオエンターテインメントサービス「Audible」が、2015年12月17日より新しいスペシャルコンテンツの配信を開始します。このサービスは、耳で本を楽しむ新たな読書体験を提供するというもので、多くのリスナーに支持されています。特に今回は、高橋源一郎氏の作品が大竹まこと氏の魅力的な朗読により届けられるという注目すべき内容になっています。
高橋源一郎著『死者と生きる未来』
まず紹介されるのは、高橋源一郎氏による『死者と生きる未来』。この作品は、日本と戦争についての「過去」「現在」「未来」をテーマにしたもので、政治をテーマにした情報サイト「ポリタス」の戦後70周年特集の一環として発表されています。
この寄稿文は、読者にとって不愉快に感じる部分もあるかもしれないという正直な前置きから始まるもので、特に深いメッセージを持っています。大竹まこと氏の豊かな声で語られることにより、内容の持つ深みが一層強調されます。
『ぼくらの民主主義なんだぜ』の抜粋版
もう一つの作品は『ぼくらの民主主義なんだぜ』からの抜粋です。この作品は、特に現代日本の社会問題に焦点を当てています。震災や原発問題、秘密保護法、就活、ヘイトスピーチ、従軍慰安婦、表現の自由など、幅広いテーマが取り上げられています。
高橋氏は、これらのテーマに関して「壊れた日本を作り直すための48か条」として語りかけています。彼の言葉が呼びかける「小さな声に耳をすませる」という重要なメッセージは、現在の社会において特に重要な意味を持つでしょう。この抜粋版では、氏の傑作から抜粋された「ことばもまた「復興」されなければならない」など、3編が大竹氏の声によって朗読されます。
メイキング映像の公開
さらに、Audibleでは、この特別コンテンツの配信に先立ち、メイキング映像もYouTubeで公開しています。視聴者は、制作過程を楽しむことができ、朗読コンテンツへの期待が高まります。視聴は
こちらから可能です。
大竹まことと高橋源一郎のプロフィール
大竹まこと氏は、1979年に「シティボーイズ」を結成し、バラエティ番組やドラマなどで幅広く活躍している芸人です。一方、高橋源一郎氏は、広島出身の作家で、小説家としてデビューし、様々な賞を受賞しています。彼らのコラボレーションには多くの期待が寄せられています。
Audibleの魅力
Audibleは、従来の読書とは異なる「耳で読む本」という新しい楽しみ方を提案します。聴くことで本の世界に浸る体験が可能となり、日本においても2015年からサービスが開始され、多くのユーザーを魅了しています。
月額1,500円で聴き放題のこのサービスは、通勤や家事をしながら楽しむことができるため、非常に多様なライフスタイルにフィットします。Audibleのオリジナル作品も多く、さまざまなジャンルのオーディオコンテンツが楽しめる点でも有名です。
これからもAudibleは、ますます魅力的なコンテンツを提供することでしょう。ぜひ、新しい読書体験としてのオーディオエンターテインメントを楽しんでみてください。