ゴルモバ、訪問型携帯販売システムを全国展開へ新たな試み

ゴルモバ株式会社が全国的に新たなサービスを開始します。それは「訪問型携帯販売システム」。このシステムは、特に高齢者や情報弱者に向けて、携帯電話に関する説明や契約を自宅や職場で行うことができる、全国初の試みです。これにより、実際に店舗へ足を運ぶことが難しい方々にも、スムーズなサービスが提供されます。

コロナ禍の影響もあり、従来の店舗展開からの撤退を決断したゴルモバ株式会社ですが、この決定には深い背景があります。約3年間にわたり、イオンモールなどでの多店舗展開を行ってきた同社ですが、超高齢社会が進展する中で、店舗への来店が困難な高齢者へのサービスが不足している現実に直面しました。さらに、地方においては携帯ショップが少なく、情報の取得が難しい状況が続いています。

そこで、ゴルモバは新たに87社の全国代理店と協力し、多様なニーズに応える「認定アドバイザー」制度を導入します。この制度により、携帯電話の専門家が認定され、定期的に業界の情報をアップデートすることで、利用者にとって有益なサービスを提供できる体制を整えます。認定アドバイザーは、特に高齢者や外国人など、サービス利用に困難を抱える方々に寄り添い、必要な情報を分かりやすく提供することに力を入れます。

また、ゴルモバ株式会社は、テレワークに対応した新たな管理システムも構築予定です。これにより、パートナーや認定アドバイザーがより効率的に業務を遂行し、サービス向上を図ることが可能となります。昨今の格安スマホ市場においては、価格競争が激化し、サービスの質が低下する懸念が存在します。そのため、ゴルモバはこの流れに抗い、本当に必要な情報やサービスを提供することを大切にしています。

高齢者や情報の不足している方々にとって、最適な携帯プランを探し出すことは難しい課題です。ゴルモバ株式会社では、訪問型の携帯販売により、こうしたお客様に直接アプローチし、安心できるサポートを提供することを目指しています。この新サービスは、ただの携帯販売にとどまらず、地域の情報弱者を救済する一環でもあります。

このように、ゴルモバ株式会社は従来のビジネスモデルから大きく舵を切り、訪問型携帯販売システムを通じて新たな価値を提供しようとしています。今後のさらなる展開に期待が寄せられる中、この先どのようなサービスが生まれるのか、ご注目ください。