ビットムーブスとMirari社、業務提携で新たなデジタルアートを
ビットムーブスジャパン株式会社は、カナダ・モントリオールに位置するクリエイティブスタジオMirari社と新たな業務提携を結びました。この提携により、日本国内でのインタラクティブアートの分野における共同事業がスタートします。両社の強みを活かし、参加者が実際に体験できる没入型アートの創造に挑戦していきます。
インタラクティブアート『Echo』
提携の第一段階として、2025年2月に開催された渋谷・宮下公園内の「MIYASHITA PARK」で、Mirari社との共同開発によるインタラクティブインスタレーション『Echo』が展示されました。この作品では、来場者の声が“光の波”として可視化され、自身がアートの一部となる新しい感覚のパブリックアートが体験できます。
Mirari社が提供する独創的なコンセプト設計に対して、ビットムーブスジャパンがLEDを使ったライティングと音響演出を組み合わせたシステムを構築しました。これにより、ソフトウェアとハードウェアの両面での設計と製作を一貫して行い、技術と表現が見事に融合した作品が誕生しました。
将来のビジョン
『Echo』は観客の記憶に残る体験を提供し、「DIG SHIBUYA」の注目コンテンツとして大きな話題を呼びました。今後もビットムーブスジャパンは、海外のクリエイティブパートナーと連携し、デジタルとリアルを融合させた展示体験を日本各地で広めていく方針です。
Mirari社の理念と実績
Mirari社は2015年に設立され、アートとテクノロジーを組み合わせた没入型体験やインタラクティブなコンテンツの制作に取り組んでいます。舞台芸術の専門知識に基づき、実空間とテクノロジーの交差点で新たな体験を創出することを目指しています。2025年の大阪・関西万博では「カナダ館」のデザインも手がけ、その表現力は国際的に高く評価されています。
ビットムーブスジャパンの取り組み
ビットムーブスジャパンは、店舗やイベントのためのデジタル什器や空間演出のプロジェクトマネジメントを提供しており、グローバルなパートナーシップを通じてデジタル技術とアナログ体験の融合を目指しています。また、自社D2Cブランド『MeVER』では、多機能を備えたワークチェアの展開も行っており、体験から始まるビジネスモデルを実践しています。
まとめ
ビットムーブスとMirariによる新たなアート体験は、アートとテクノロジーの融合を進める試みであり、今後の展開が非常に楽しみです。今後も日本の商業施設やイベントでの展開に期待したいところです。