北大阪急行延伸工事、技術賞受賞
2024-07-10 17:14:53

北大阪急行線延伸工事、土木学会賞「技術賞」を受賞!高度な技術力で安全・確実な施工を実現

北大阪急行線延伸工事、土木学会賞「技術賞」を受賞!高度な技術力で安全・確実な施工を実現



北大阪急行電鉄の南北線延伸工事は、千里中央駅から北へ約2.5km延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設する大規模プロジェクトでした。2017年1月の着工から約6年半という歳月を経て、2023年3月23日に開業を迎えています。

この延伸工事における土木工事が、公益社団法人土木学会の「令和5年度土木学会賞」において「技術賞(Iグループ)」を受賞しました。表彰式は6月14日に行われ、土木学会会長から表彰状と記念の盾が授与されました。

今回の受賞は、地上建築物の直下におけるシールド掘進や、不飽和地盤内残置土留め壁の撤去といった、高度な技術が評価された結果です。特に、シールドトンネルの掘進管理は、土被りや建築物の荷重条件に合わせた高精度な技術が求められました。また、不飽和地盤内残置土留め壁の撤去には、懸濁型薬液と組合せた新しい凍結工法が採用されました。これらの技術革新により、既存の都市部における鉄道や道路のトンネル新設プロジェクトにおいて、地中障害物への対応の幅を広げることが期待されています。

北大阪急行電鉄では、発注者、設計者、施工者、そして工事専門業者が一体となって課題解決に取り組んだ結果だと強調しています。さらに、各方面の有識者からの助言や評価を得ることで、計画の精度向上にも成功しました。

今回の受賞は、北大阪急行電鉄の技術力の高さだけでなく、関係者全員の努力と連携によって、安全かつ確実に工事が完了したことを証明するものです。北大阪急行電鉄は、この新たな鉄道ネットワークが、北摂地域のさらなる発展に貢献すると期待しています。

土木学会賞について



土木学会賞は、土木工学や土木事業において著しい貢献をした個人や団体を表彰する制度です。技術賞(Iグループ)は、土木技術の発展に顕著な貢献を果たし、社会の発展に寄与したと認められる、インフラの設計や施工などの画期的な個別技術に授与されます。

今回の受賞は、北大阪急行電鉄の技術力が社会的に認められた証であり、今後の更なる発展を期待させるものです。


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