子どもたちとアスリートが共に楽しむデフサッカー体験教室
2024年12月14日、東京で「TOKYO FORWARD 2025 子供スポーツ体験教室」の第2回が開催されます。これは、きこえる人もきこえない人も一緒にスポーツを楽しみ、デフリンピックの魅力を体験できる貴重な機会です。
特に注目されるのが『デフサッカー体験教室』で、一般社団法人日本ろう者サッカー協会とFC東京の協力により、デフサッカーの選手たちと一緒に体験できます。これは、アスリートたちから直接学び、その技術や知識を楽しむことができる特別なプログラムです。
デフサッカーの魅力
デフサッカーは、音のないサッカーとして知られています。選手たちは視覚や身体の動きを通じてコミュニケーションを図り、団結してプレーします。この特性は、きこえる・きこえないに関わらず、参加者全員に新しい価値観や協調性をもたらします。
【プログラム概要】
このイベントでは、デフリンピックやデフサッカーの歴史と特性について学ぶ講義から始まり、参加者は準備体操を行った後、実際にサッカーを楽しむことができます。内容は次の通りです:
1. デフリンピックやデフサッカーについて学ぶ
2. ユニバーサルコミュニケーション技術体験
3. デフサッカー体験(ドリブル・パス・シュート練習〜ミニゲーム)
4. 参加者全員での記念撮影
このプログラムはすべての参加者が楽しめるように設計されており、初めてサッカーを体験する方や日常的にプレーしている方々も大歓迎です。
参加者募集情報
実施概要
日時: 2024年12月14日(土曜日) 10:00〜12:00
場所: 東京ガス深川グランド(東京都江東区)
対象: 小学1〜6年生 約50名(聴者・ろう者混合)
主催: 東京都
協力: 日本ろう者サッカー協会、FC東京
参加申し込み
参加を希望する方は、特設ウェブサイトから申し込む必要があります。応募締切は2024年12月8日です。選考は抽選により行われ、当選者には確認の連絡があります。また、手話通訳も提供されるので、聴者にもろう者にも配慮されたイベントです。
この体験には特典として、「キャプテン翼」のスペシャルイラストシールがプレゼントされることも魅力の一つです。
共生社会の実現に向けて
このプロジェクトは、ただのスポーツ体験に留まらず、きこえる・きこえないの垣根を越えて、同じ目標に向かう協力の楽しさをお互いに感じる機会です。イベントを通じて、自らの限界を挑戦し、多様性を受け入れる理解を深められる場となるでしょう。
このような取り組みは、共生社会の実現に向けた第一歩です。当日は、多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが一堂に会し、楽しくスポーツを通じて交流する姿が見られることでしょう。この体験が、子どもたちにとって新しい発見や成長の機会となることを期待しています。私たちは皆さんの参加を心よりお待ちしております!