インド・ニューデリーでの日本ファンコミュニティ形成に向けた挑戦
2025年9月、インドのニューデリーで開催された大規模なアニメカルチャーイベント『Mela! Mela! Anime Japan!! 2025』において、ツナガル株式会社が注目を浴びました。今回は、ツナガルの出展を通じて、インドの中間層や富裕層を対象とした日本ファンコミュニティの形成と、訪日旅行の拡大に向けた取り組みを紹介します。
ツナガル株式会社の出展背景
ツナガル株式会社は、「地域にコミットし、外貨を稼ぎ、日本のプレゼンスを上げる」ことをミッションに掲げています。基幹事業であるソリューション事業を軸に、台湾やフランス、中東のビジネス展開を進めてきました。そして、2025年4月にインドのアニメイベントを視察した結果、日本のアニメ文化を訪日旅行に結びつける重要な機会をつかみ、出展を決定しました。
イベントの詳細
- - 名称: Mela! Mela! Anime Japan!! 2025
- - 日時: 2025年9月13日(土)~14日(日)
- - 会場: Pacific Mall Tagore Garden(ニューデリー)
- - 来場者数: 約60,000人(昨年実績は約47,200人)
主催はMela! Mela! Anime Japan!!実行委員会で、インド政府や在インド日本国大使館などが支援しています。
出展の成果とコミュニティ形成
1. ニーズ調査の実施
ツナガルは、訪日旅行や日本文化に関し、インドの中間層および富裕層から具体的なニーズを把握するための調査を行いました。オンラインとオフラインで1500人以上の回答を集め、訪日意欲が高まっていることを確認しました。これにより、訪日旅行に対する具体的な嗜好や関心をデータ化しました。
2. インフルエンサーとのネットワーキング
インドのアニメファンの中から影響力を持つインフルエンサーを発掘し、SNSを通じた広報活動の可能性を探ることに成功しました。これにより、メガインフルエンサーとの連携が、日印の文化交流の架け橋となることが期待されています。
3. 強力なコミュニティの形成
来場者の中から約1,000名の熱心な日本ファン・アニメファンコミュニティを構築し、特に中間層から富裕層に向けた的確なマーケティング体制を整備しました。このコミュニティは、今後訪日旅行商品や体験提案のテスト市場としても活用される予定です。
インド市場の特性
インドは14億人の人口を抱え、2025年には名目GDPが世界第3位に達するとも言われる成長市場です。調査の結果、都市部の中間層や富裕層は、日本のアニメやゲームといったコンテンツに日常的に触れていますが、実際の消費体験には飢えていることが分かりました。そのため、正規の日本グッズや体験型コンテンツへのアクセス機会を増やすことが求められています。
ツナガルの今後の展開
ツナガルは、今後もインド市場において日本の文化や体験を届けるために以下の取り組みを強化していきます。
- - マーケティング・調査
- - 展示会や文化体験型イベントの支援
- - SNSやWhatsAppを利用した現地展開
- - アニメツーリズムの商品開発
- - 富裕層向け旅行商品の育成
- - 日系企業との連携促進
デリーで得た成果を基に、ムンバイやバンガロールなどの主要都市でもマーケティング活動を拡大し、訪日商品のテスト販売を行う予定です。ツナガルは、地域への持続可能な収益をもたらすため、インド市場へのさらなる取り組みを期待しています。
まとめ
日本の「宝」を世界に届けることを目指すツナガル株式会社。インド市場での展開を通じて、日本文化の魅力を発信し続ける姿勢は、多くの日本ファンにとって希望の光となります。興味がある方は、公式サイトを訪れてみてください。
公式サイト
問い合わせ:
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