コンストテック株式会社(代表:石川亮太)は、北海道帯広市を拠点とする企業で、建設業界における新しいテクノロジーの導入を目指しています。このたび、同社は、JETRO(日本貿易振興機構)主催のグローバル起業家支援プログラム「Beyond JAPAN」の一環として、米国テキサス州オースティン市でのプログラムに採択されました。
プログラムの意義
「Beyond JAPAN」は、次世代の起業家やリーダーを育成し、日本の成長戦略に寄与することを目的としています。具体的には、スタートアップ企業が北米市場を理解し、事業を展開するためのサポートが提供されます。コンストテックが参加する「Innovation Course – Austin, Texas」は、2024年8月から9月までのオンラインプログラムを経て、10月から11月にかけてテキサス州で実施されます。プログラムを通じて、現地のビジネス・プロフェッショナルとの連携や、メンタリング、ワークショップが行われることになります。
具体的な支援内容
採択された35のスタートアップ企業は、宿泊費やプログラム費用を国が負担し、現地でのビジネス機会を得ることができます。事業のアイデアの検証や顧客獲得に向けた自主的な活動が重視され、具体的な成果を上げることが期待されています。特にコンストテックでは、BIM(Building Information Modeling)を活用した新しいビジネスモデルを構築し、建設業界の競争力向上に寄与することを目指しています。
新規事業の開始
コンストテック株式会社は、2023年10月よりBIMベースのファシリティマネジメントプラットフォーム事業をスタートさせました。このプラットフォームは、建築物のライフサイクル全般において生産性の向上や資源のムダを削減することを狙いとしています。代表の石川氏は「建設業界でも海外発のスタートアップの影響力が増している」と述べ、自社の競争力を高めるために国際的なフィールドでの活動を強化していく意向を示しています。
今後の展望
コンストテックは、米国を足掛かりに、さらに欧州や中東、日本を含むアジア市場に進出する計画を持っています。システム導入のニーズが高まる中、業界の課題解決に向けて邁進し、建設業界での存在感を増していくことが期待されています。こうした活動を通じて、同社は「建設の生産性向上と関わる人々のワクワクに貢献する」という企業理念のもと、世界中の人々にとっての住みやすい未来を実現する一助となることを目指しています。
終わりに
コンストテック株式会社の取り組みは、建設業界における新たな風を吹き込むものであり、今後の活動に注目したいところです。JETROの支援を受けて、どのような革新が生まれるか、多くの人々が期待を寄せています。