西澤丞写真展「超現実世界」が開催
キヤノンマーケティングジャパン株式会社が主催する西澤丞の写真展「超現実世界」が、2024年12月19日から2025年2月4日まで、東京都港区のキヤノン S タワー1階に位置するキヤノンギャラリー Sで開催されます。開館時間は毎日10時から17時30分までで、日曜日と祝日は休館となります。入場料は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。
展示の内容
本展では、写真家の西澤丞氏が「見えない仕事を、可視化する。」というテーマのもと、インフラや科学の世界を捉えた56点の作品を展示します。これまで一般の人には立ち入ることができなかった、例えば高速道路の建設現場や核融合研究施設、さらには製鉄所や変電所など、普段は見ることのできない仕事の現場が、彼の視点で切り取られています。
作品は、そこで働く人々を主題にし、彼らの仕事の重要性やその裏側をリアルに描写しています。これにより、普段は見過ごされがちな業界の現実や問題点に光を当て、その理解を促進する狙いがあります。
トークイベントの開催
また、2024年12月21日には、13時30分から14時30分までトークイベントも予定されています。場所はキヤノン S タワーの3階、キヤノンホールSです。このイベントは150名の定員制で、参加希望者は11月1日から公式ウェブサイトにて先着順で申し込むことができます。参加費用は無料です。
写真家 西澤丞の思い
西澤氏は自身の作品について次のように述べています。「私が見ている世界は、単なる表面に過ぎないという漠然とした不安を常に感じていました。その中で見つけたのが、普段の生活では決して目にすることのない世界でした。そこには私たちの生活を支えるための重要な作業が存在し、求人があっても人が集まらないなどの課題も抱えています。」
彼は約20年前から、社会との関係を模索しつつ、自らの撮影を続けてきました。その成果として、今回の写真展はこれまでの試行錯誤をまとめた場となるのです。
西澤丞のプロフィール
西澤丞(にしざわじょう)は、愛知県出身で、現在は群馬県に在住しています。愛知教育大学美術課を卒業後、科学や工業、インフラの撮影を続け、ニューヨークのAperture Galleryやバルセロナ現代美術館、東京都現代美術館などで作品が展示されています。また、TIME誌を含む多くの雑誌でもその作品が紹介されています。著作には「DEMIURGOS」や「福島第一 廃炉の記憶」などがあります。
お問い合わせ先
一般の方からのお問い合わせは、キヤノンギャラリー Sの0570-07-9264までどうぞ。また、詳細情報は
キヤノンギャラリーホームページでご確認いただけます。見えない仕事の裏側を、ぜひこの機会に体感してください。