2023年、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーのリニューアルオープン記念として開催された、写真展「ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~」が、いよいよ東京シティビュー(東京・六本木ヒルズ)で開幕しました。
昨日開催された内覧会には多くの報道関係者が集まり、一足先に写真展を鑑賞しました。さらにオープニングのスペシャルゲストとして、ハリー杉山さん、小倉智昭さん、家入レオさんなど、ポール・マッカートニーやザ・ビートルズに特別な思いをお持ちのゲストも来場されました。
著名人たちの興奮と感動のコメント
ビートルズ好きとして知られるハリー杉山さんは、英国旗ユニオンジャックのカーディガンに、ステラ・マッカートニーデザインのTシャツというビートルズ愛あふれる装いで登場。「ビートルズ好きの父親の影響で自身も幼い頃から大のビートルズファン。お気に入りの一枚は、マイアミでくつろぐジョージ・ハリスンの写真。すごくリラックスしていて、人生を謳歌しているな!という、本当に心の底からの写真なんです」と興奮気味に語りました。
小倉智昭さんは、写真展を通してポールの才能に改めて気づかされた様子。「曲作りに才能がある人は、写真を撮ってもセンスがあるんだなぁ~と思った。本や資料で読んで (知って) いた人脈を、今回写真で見られた。よくこの写真をポールが出したな!と思ったり、なぜだろう?と考えると、同じ写真でも違って観えてくる」と、ポール本人にインタビューした際のエピソードを交えながら熱く語りました。
家入レオさんは、写真展を通してビートルズのメンバーの素顔に迫った様子。「ポールがメンバーを撮影する時、普段はこういう風にアイコンタクトを取ったりしていたんだ?!そして、彼らの瞳には、こういうものが写っていたんだなぁ~。家族写真を見ているような気持ちになった」と感慨深げにコメントしました。とくにマイアミの写真コーナーについて、「それまでの白黒からカラーになっていて、ここからビートルズが世界にさらに愛される存在になったことが写真からも伝わってきた。ちょっと陽気な感じがよく表れていて、ファンとしては大興奮でした!音楽の ”さらに奥にあるもの” を感じられた写真展」と語りました。
「ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~」の見どころ
1962年にデビューし、瞬く間に世界のトップミュージシャンとなったザ・ビートルズ。本展はポール・マッカートニー自身のカメラによって撮影された写真を中心に、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人が世界を熱狂させ社会現象となる1963年12月から、「エド・サリバン・ショー」でアメリカを席巻した1964年2月までの約3か月間の記録です。
展示は昨年開催されたロンドン展と同様に、時系列ごとに9つのチャプターで構成されています。世界中に熱狂を巻き起こした、まさに“嵐の目”の中にいたポールが目にした光景を切り取った写真の数々。これまでに見たことのない視点から、世界的スターに駆け上がっていく様子を確認することができます。多くはモノクロの写真ですが、そこには当時の空気が生き生きと浮かび上がってきます。そしてマイアミの青空を見てフィルムを変えたという、珍しかったカラーの写真も見逃せません。ロンドン展同様、訪れた都市からイメージした壁色と作品のコントラストの中、60年を経て訪れた奇跡をぜひご堪能ください。
見どころ満載!約250点の写真と特別な展示
本展では、ポール・マッカートニーが35mmフィルムのカメラで撮影した1,000枚にもおよぶ写真の中から、ポール自身が選出した約250点が公開されています。鏡越しのセルフポートレート、ビートルズを追いかけるカメラマンやビートルマニアの姿、そして束の間の休息を楽しむザ・ビートルズのメンバーのオフショットなど、貴重な写真の数々は必見です。
さらに、東京展(日本展)限定のフォトスポットや、高さ2メートルを超える巨大なビートルズのメンバーの写真パネル、11メートル吹き抜けの展望台の窓面を使った特別な展示も用意されています。海抜250メートルからの東京の眺望と融合する東京展ならではの展示をお楽しみください。
限定グッズや音声ガイドも!
期間中、さまざまな出展作品をモチーフにした本展覧会のオリジナルグッズを販売します。イギリス展・アメリカ展で販売されたグッズはもちろん、アパレルから小物まで日本展限定のグッズも登場します。また、同じフロアの「レストラン THE MOON」では、展覧会をイメージした3種類のコラボレーションカクテルを提供します。
さらに、音声ガイドは、ポール・マッカートニー自身が担当し、当時のエピソードや自らが感じていた時代の変化などを交えながら、展覧会を案内します。この音声ガイドは、ブルームバーグ・コネクツ・アプリを使って、無料でデジタルガイドをご利用いただけます。
この機会に、伝説の始まりを目の当たりにして、ビートルズの熱狂を体感してみてください。