兵庫・加古川が革新！従業員教育で介護業界を変える取り組み

兵庫・加古川が介護革命を起こす

兵庫県加古川市に本拠を置く株式会社デイサービスセンターうららかは、新たに「導入定着支援プログラム付き『接遇介護実践マニュアル』」を開発しました。このプログラムは、サービスを受けるお客様の視点を重視した「人間中心設計」（HCD）に基づいており、「最高の接遇」の実現を目指しています。この取り組みは、介護業界における従業員教育の新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。

新しい教育プログラムの特長

1. 逆算された行動設計

このプログラムは、「お客様にどう映るか」という視点から職員の行動を具体的に設計しており、従来のマニュアルにありがちな現場判断を排除しました。職員が迷うことなく行動できるようになることで、介護の質が向上することが期待されています。

2. 上下関係の透明化

従来の介護現場では、上司と部下の指示に不一致が見られ、職員の不安やストレス要因となることもありました。この新たなマニュアルでは、曖昧な点を徹底的に解消し、上司の判断基準を明確にしました。これにより、信頼関係が築かれ、職場環境が改善されることが期待されています。

3. 誰でも理解できる平易な内容

教育プログラムの内容は、職業経験の有無に関わらず誰にでも理解できるように工夫されています。平易で簡潔な表現により、介護未経験者でも迅速に職場に馴染むことが可能です。この取り組みは、外国人材採用や介護業界の人手不足解消にも寄与することが期待されています。

実績と効果

「うららか」では、このプログラムの実施により、顕著な結果が得られています。離職率は22%から7%に改善され、特に介護未経験者の定着率は41%から75%に上昇しました。これにより、介護業界全体の人材確保の難易度が高まる中で、安定した職場環境が実現されつつあります。

今後の展望

この新しいマニュアルは、他言語対応も容易なため、今後は外国人人材への教育にも積極的に活用される予定です。また、デイサービスだけでなく、介護業界全体での導入を進め、根本的な人材不足の解決を図ります。

会社概要

株式会社デイサービスセンターうららかは、2010年に設立され、介護業界のイメージ向上を目指しています。飲食業やアパレル業でのダブルワーカーを奨励し、介護職が好きでい続けられる環境づくりに取り組んでいます。従業員が「好きなことを、好きな人と、好きな場所で実現する」ことができるよう、柔軟な働き方を理念に掲げ、これからも介護業界の革新に努めていきます。