日本調剤が550円のOTCシリーズに新商品を追加、かぜやかゆみに効く医薬品を発売

日本調剤が新たなOTC医薬品シリーズを展開

全国で調剤薬局を運営している日本調剤株式会社（本社：東京都港区芝）が、傘下のプライベートブランド「5COINS PHARMA」に新しい商品を追加し、販売を開始します。このシリーズは税込550円に統一したOTC医薬品として、消費者に手頃な価格で質の高い医薬品を提供することを目指しています。

売上好調の背景

2025年9月16日より新商品3品がECサイト「日本調剤オンラインストア」で、続いて9月22日には実店舗で販売されることが発表されました。驚くべきことに、2024年度の売上は前年同期比で170%の伸びを記録しました。この成長は、セルフメディケーションを推進するトレンドを背景として、消費者の健康意識の高まりを反映しています。

新たなラインナップ

今回追加されるのは、総合かぜ薬「かぜピラシンゴールドK」、たんやせきに効く「フレムスト去たん錠」、アレルギーによる皮膚のかゆみに役立つ「アレジンAZ錠」の3商品です。各商品の特長をご紹介します。

かぜピラシンゴールドK

この総合かぜ薬は、主に解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンを含み、かぜの複数の症状を軽減できる医薬品です。特にかぜの初期に効果的な「桂枝湯」が配合されており、体温を上げて発汗を促進し、頭痛や寒気、筋肉痛を改善することが期待されます。さらに、1歳のお子様から使用可能な顆粒タイプですので、家族全員が安心して利用できます。

フレムスト去たん錠

たんの粘度を減少させ、スムーズな排出を手助けする成分として、L-カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩をダブルで配合。特筆すべきは、この製品には眠気を引き起こす成分が含まれていないため、学校や仕事の前でも安心して服用できます。また、8歳から利用可能とされており、家族みんなで使える常備薬として重宝されるでしょう。

アレジンAZ錠

この製品は、湿疹やかぶれ、じんましんによるかゆみに対応するために開発されました。成分のアゼラスチン塩酸塩は、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑える効果があります。また、1日2回、1回2錠の服用でかゆみを体の内側から和らげることが可能です。

日本調剤の目指す未来

日本調剤は「5COINS PHARMA」の拡充を通じて、セルフメディケーションの推進とともに、消費者の日常的な健康サポートに貢献する意向を示しています。医薬品の価格が高いといった課題に立ち向かい、お手頃価格で質の高い医療製品を提供することが現在のミッションです。これにより、実際に効果が期待できる医薬品をより多くの人々に届けることができるでしょう。

日本調剤は、利便性と品質の両立を目指し、今後もさまざまな商品やサービスの開発に取り組んでいくことで、医療・ヘルスケア分野における社会課題の解決に努めていきます。