シーラテクノロジーズ、クミカからの増資を通じて新たな成長を目指す

シーラテクノロジーズがクミカの増資を支援

2024年8月7日、シーラテクノロジーズ（NASDAQ：SYT）が、埼玉県草加市に本社を置く株式会社クミカの第三者割当増資を引き受けることを発表しました。この増資は、クミカが新株式を発行する形式で、シーラテクノロジーズは 1,470,500株を取得し、出資比率は30.58%に達します。この資金調達により、両社は新たな成長戦略を模索しています。

経営改革を推進

シーラテクノロジーズの代表取締役会長でありグループ執行役員CEOの杉本宏之氏は、「我々のグループは日本全体の経済状況において、価値が過小評価されていると感じています。今後はリーマンショックでの経験を活かしながら、堅実に成長を進めたい」と語り、経営立て直しに向けた意気込みを示しました。

既にシーラテクノロジーズはクミカの取締役を2名派遣しており、今後の経営方針に対しても強い影響を与えることが期待されています。増資を通じた今回の取引は、両社にとってのシナジーを生む重要なステップとなります。

クミカとの資本業務提携

2024年1月23日、シーラテクノロジーズとクミカは資本業務提携契約を結びました。この提携は、両社が持つノウハウを相互に活用してビジネスモデルを補完し、大きな事業シナジーを創出することを目的としています。クミカは埼玉県を中心にファミリーマンションの開発と分譲を行っており、特に「ベルドゥムール」と「ベルジューレ」ブランドは高い評価を得ています。

クミカは「ものづくり」の会社として、独自のビジネスモデルを駆使しており、クオリティの高い製品を低コストで提供することがその強みとなっています。このパートナーシップを通じて、マンション開発の共同プロジェクトが加速する見通しです。