ソフトブレーンが新CRM「esm」を発表
ソフトブレーン株式会社は、自社製品であるCRM/SFA「eセールスマネージャー」を全面的に再開発し、2024年9月30日から新しいクラウド型CRM「esm(eセールスマネージャー)」を提供開始することを発表しました。この新CRMは、急速に変化するビジネス環境に適応すべく、柔軟性と拡張性を追求し、全く新しいアーキテクチャを採用しています。サポートするのは中小企業で、今後大手企業向けにも強化版を展開予定です。
新CRMの背景と開発経緯
現在の事業環境は、実体経済の不確実性やテクノロジーの進展、顧客ニーズの多様化など、常に変化しています。このため企業は、「データに基づく戦略立案と迅速な意思決定が重要」とされています。ソフトブレーンは「勝負は顧客接点」というテーマのもと、データドリブンなビジネスを実現するため、様々なソリューションを提供してきました。
2023年にはアフターサービス業務支援の「eセールスマネージャーサービスエディション」をリリースし、2024年にはマーケティングオートメーションシステム「esm marketing」や、他社サービスとの連携が可能な「esm linkage」、さらにバックオフィス業務の自動化を図る「AIコンシェルジュ」など、多岐にわたる新機能が続々と展開されました。
新しいCRM「esm」は、これらのニーズを踏まえつつ、より利便性が向上したシステムとなっています。開発には、これまで約7割の顧客から寄せられた改善要望が反映されており、ユーザーエクスペリエンス(UX)も改善されました。
新CRM「esm」の特徴
1. 顧客接点活動の強化
新CRMは、さまざまな顧客接点を一元的に管理できる点が大きな特長です。これにより、企業は得られた情報をシームレスに活用し、戦略的な顧客エンゲージメントを図ることができます。また、AI機能を活用することで業務効率が飛躍的に向上し、よりクリエイティブな活動に集中できるようになります。
2. コンポーザブルアーキテクチャの導入
新しいアーキテクチャを取り入れたことで、ビジネスの変化に対応しやすくなり、企業は必要に応じて機能を自由に追加・変更することが可能です。これにより、システムの再開発が不要で、コストや時間の大幅な削減が期待できます。
3. UXの向上
新機能として、BIツールをオプションで利用できるようになりました。これにより、多様なデータを分析し、業務上の意思決定に活用することが容易になります。また、AIコンシェルジュなど新しい技術の導入により、さらなる業務効率化が期待されています。
利用料金と今後の展望
新CRM「esm」は、月額3,500円から利用可能で、ライセンスは最低5つから申し込む必要があります。最大ユーザー数は30名までと設定されています。
ソフトブレーンは「勝負は顧客接点」というコンセプトを基に、さらなるソリューションを展開し、顧客のビジネスに貢献していく方針を示しています。今後の大手中堅企業向けの強化版リリースも待たれます。
まとめ
今回の新CRM「esm」の登場は、中小企業にとって大きなビジネスチャンスとなることでしょう。革新的な機能と直感的な操作性を兼ね備えたこのシステムが、多くの企業にとって業務効率化と顧客との関係強化につながることを期待しています。