マンガスタジオの挑戦
2022-03-15 12:00:06

日本のマンガスタジオが新たな挑戦!GIGATOON Studioと提携

日本のマンガスタジオが新たな挑戦!GIGATOON Studioと提携



近年、スマートフォンの普及に伴い、電子書籍市場は爆発的に成長しています。特にスマートフォンを活用してマンガを楽しむライフスタイルは、多くの人々に浸透しています。その中で、ウェブ縦読みマンガは国際的に注目を集め、特に海外の作品が多く流通する現状に対抗するため、日本のマンガスタジオが立ち上がっています。ここで取り上げるのが、una toon studioとGIGATOON Studioの新たな協業です。

una toon studioは、2015年からウェブ縦読みマンガの制作に特化したスタジオであり、アメリカスタイルの分業制「スタジオスタイル」を取り入れ、質と生産性の高いコンテンツの生産を実現してきました。このスタイルは日本ではまだ新しいため、una toon studioは業界の草分け的存在とされています。

代表作としては『復讐の赤線』があり、これは葉山いずみが原作、慶優が作画を担当した作品で、2017年の発表から多くの読者に支持されてきました。実際、この作品はスマートデバイス向けのアプリcomicoで総PV累計9000万を達成し、同アプリ史上初めてランキング6冠を達成しています。この成功は、昭和中期の戦災孤児が苦難を乗り越え、強く生きる姿を描いた内容が多くの女性たちに共感を呼んだからです。

さて、una toon studioは最近、DMM.comが設立したGIGATOON Studioと協業を始めることを発表しました。この新たな提携によって、両社は日本の作家や作品を更なる広がりを見せるために広告を打ち出し、50以上のサービスを展開するという戦略を打ち出しています。これにより、日本のマンガが国際的により認知され、国内外の市場で活躍する機会を得られることを目指しています。

具体的には、una toon studioもGIGATOON Studioとの協業により、2024年春に新作『平成★リテイク』を発表する予定です。この作品は、タイムスリップをテーマにしたハイテンションコメディであり、過去の自分に再挑戦する主人公の物語が展開されます。アートスタイルやストーリーは、両スタジオのクリエイターたちの独自の視点によって生み出されるため、作品のクオリティと革新性が期待されています。

さらに、una toon studioは他にも魅力的な作品を展開しています。例えば『43歳、子供部屋おばさん』は、実家に住む独身の女性のストーリーを描いており、多くの支持を集めています。また、プラスサイズのヒロインが登場し、ボディポジティブな恋愛模様を描いた『まぁるい彼女と残念な彼氏』も注目されています。これらの作品は、作者の女性による視点が活かされており、女性の価値観や思考をリアルに反映した内容となっています。

una toon studioはこれからも、国際競争力を持つスタジオとして、さらなる飛躍を目指していく姿勢を示しています。そして、DMM.comの持つ資源とネットワークを活用することで、日本のマンガが世界に広がる可能性が一層高まるのではないでしょうか。今後の展開に要注目です。

会社情報

会社名
ユーナ株式会社
住所
東京都大田区上池台1-7-16-402
電話番号

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