マーケティング本大賞2025
2025-10-14 13:51:47

第8回日本マーケティング本大賞受賞作品が決定!新たな知見を提供する一冊

第8回日本マーケティング本大賞受賞作品が発表



2025年10月12日、東京で開催された「マーケティングカンファレンス2025」にて、今年度の「日本マーケティング本大賞」の受賞作品が発表されました。特に注目を集めたのは、栗木契氏著の『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』です。この書籍は、厳しい環境の中でマーケティング戦略を立てるための具体的な手法と視点を与えてくれます。

この授賞式には3000名を超える実務家や研究者が参加し、マーケティングの専門知識を持つ日本マーケティング学会の会員によって選ばれた優れた書籍として評価されました。大賞に輝いた『エフェクチュアル・シフト』は、不確実性の高い時代における戦略的アプローチを詳細に示しており、具体的な行動指針を提供する点が評価されました。

大賞受賞作品の特徴



『エフェクチュアル・シフト』では、エフェクチュエーションという概念に基づき、広範な事例を交えながらわかりやすくマーケティング戦略を説明しています。計画的なアプローチと、実験的かつ共創的な手法をどのように適切に組み合わせていくかが具体的に述べられており、この不確実性の時代に特に重要な考え方です。著者は、研究者や実務家の双方にとっての理論的深化と具体的なアクションの両面をカバーしています。

この書籍は豊富な事例を用いており、読者は理論を実業に応用する際に役立つ視点を得られるでしょう。また、理論が実務にどのように橋渡しをするかを考えさせる内容となっており、多くの企業にとって新たなインサイトを提供しています。

準大賞として選ばれた2作品



大賞の他にも、準大賞には久保田進彦氏の『ブランド・リレーションシップ』、音部大輔氏の『君は戦略を立てることができるか:視点と考え方を実感する4時間』が選ばれています。

『ブランド・リレーションシップ』では、長年の研究成果が明確に体系化されており、消費者とブランドの関係に関する貴重なマネジメントの枠組みを提案しています。これにより、ブランドに対する信頼や好感度を高める方法が示され、企業にとって大いに参考になる内容です。

『君は戦略を立てることができるか』は、従来の戦略思考とは異なるアプローチから、誰もが戦略的思考を持つことができるというメッセージを伝えています。非常にわかりやすい実践的な指南書として、多くのビジネスパーソンにとって有益な一冊となるでしょう。

マーケティング本大賞とは



「日本マーケティング本大賞」は、マーケティング理論や実践の普及を目指し、毎年日本マーケティング学会の会員による投票によって優れた書籍を表彰しています。2018年度から開始されたこの取り組みは、年々注目を浴びており、忙しい実務家や研究者にとって貴重な参考書となる書籍を広める役割を果たしています。

多様化するビジネス環境において、これらの受賞作品は明確な示唆と可能性を与えてくれることでしょう。今後もマーケティングの知見を深めるための重要な資料として、多くの方に読まれることが期待されます。


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会社情報

会社名
日本マーケティング学会
住所
東京都港区六本木3-5-27六本木山田ビル9F(公益社団法人 日本マーケティング協会内)
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