立教大学での生理痛体験ワークショップの意義と成果
2025年12月8日、立教大学池袋キャンパスにて、株式会社Floraが主催する生理痛体験ワークショップが行われました。このイベントは、経営学部の任意団体Revise Social Insight(RSI)によって企画されたもので、参加者が性と生殖に関する健康(SRHR)について学びながら、自分と他者の身体について深く理解を深めることを目的としていました。
イベントの背景
このワークショップは、2025年7月に立教大学で行われた「生理(月経)展」の成果を受けて行われたもので、より深い理解と対話が促されることを目指しています。生理や身体の不調は個人差があり、他者には理解されにくい「見えない痛み」であるため、ESIの学生たちは体験を通じた共感を得る場を提供しようと考えました。
参加型プログラムの工夫
このワークショップでは、まずSRHRに関する基本的な知識について共有され、その後Floraが提供する低周波治療器を使用し、実際に生理痛を体験するアクティビティが行われました。これによって、参加者は生理痛がどのような身体的負担を及ぼすかを疑似体験し、当事者が抱える「見えない痛み」への理解を深めました。
ワークショップの後半では、体験を踏まえたグループでの対話が実施され、感じたことや気づきをシェアする時間が設けられました。これにより、性別や立場を超えた互いの身体や生き方について考える貴重な場となりました。
参加者の多様性と反応
当日は学部生を中心に大学院生や大学職員も参加し、総勢38名が集まりました。日本人学生だけでなく、留学生も多く参加し、異なるバックグラウンドを持つ参加者たちが活発にディスカッションを行いました。
ワークショップ後に行われたアンケートでは、参加者のSRHRへの理解度が参加前の中程度から高い評価に改善される結果が確認されました。具体的には、参加前は理解が5点以下とした割合が多かった中で、参加後には8〜10点と評価した参加者が約6割にのぼりました。また、自由記述部分では、「実体験を通じて理解が深まった」といったポジティブな意見が寄せられました。
組織の背景と役割
このイベントは、立教大学経営学部のRSIという学生団体が主催し、公益財団法人ジョイセフやFlora、Femtech Japanといった団体が協力しました。Floraは、フェムテック分野で女性特有の健康問題に取り組むスタートアップで、低周波治療器を用いたワークショップを通じた相互理解を促進し、ダイバーシティ推進の活動を行っています。
結論
生理痛体験ワークショップは、多様なバックグラウンドを持つ参加者にとって、相互理解を促進する場となりました。性と生殖に関する健康に関する知識を深めるだけでなく、身体について考えるきっかけを生み出しました。参加者からの高評価は、今後の活動の重要性を示すものでもあります。Floraは今後もこうしたプログラムを通じて、社会への理解促進に貢献していくことでしょう。