給食事業のM&A成功
2024-03-08 11:00:03
福祉企業ビーエイトシー、給食受託事業をM&Aで拡大 障がい者雇用のチャンスが広がる
ビーエイトシーが給食受託事業をM&Aで拡大
福岡県に本社を置く株式会社ビーエイトシーは、2024年3月1日に日食システム株式会社の給食受託事業をM&Aにより取得しました。同社は、障がい者支援に取り組む福祉企業であり、これまでにも複数の食品加工工場をM&Aすることで業績を向上させてきました。この度のM&Aは、給食事業の拡大と同時に、障がい者の雇用機会を更に増やすことを目的としています。
M&Aの背景と目的
日食システムの給食事業は人手不足や仕入れの難しさに直面していました。ビーエイトシーは、過去にM&Aした惣菜工場や魚加工工場で実績を上げており、その経験を活かして人手不足を解消しようとしています。グループ内には複数の食品加工工場があり、安定した仕入れが期待できるため、このM&Aによって両社の成長が見込まれます。この相乗効果により、売上を増加させ、さらなる障がい者雇用の拡大にもつながるとされています。
就労支援の新たなステージ
M&A後、ビーエイトシーは新たな就労支援の場を創出し、今後のグループ全体の売上向上を目指します。目標としては、初年度に仕入れの大部分をグループ内で賄い、2年目には新たな提供先の開拓を進めることで、売上を2億5000万円、3年目には3億円に引き上げることを目指しています。特に、この取り組みは障がい者の雇用機会を増やし、彼らが力を発揮できる場を提供することにつながると期待されています。
両社の代表の展望
日食システムの松本謙二代表は、M&Aの利点として人の力を合わせることで事業の発展を進められると述べています。ビーエイトシーの島野廣紀代表も、障がい者雇用の重要性を強調し、実際の工場訪問を通じて障がい者への理解促進を図っていく意向を示しました。このような取り組みを通じて、法定雇用率を超える障がい者雇用を進め、社会全体の認識を変えることを目指しています。
今後の展望
ビーエイトシーは、障がい者を支援する福祉事業所として、様々な事業と連携を図りながら成長を続けていく考えです。これにより、障がいがあっても働く意欲を持つ人々に新たな雇用機会を提供し、社会全体への貢献も目指します。このM&Aは、福祉と経済の両立を実現するモデルケースとなることでしょう。
企業の成長と社会貢献が両立する新たな時代が開かれる中、ビーエイトシーと日食システムの今後の展望に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ビーエイトシー
- 住所
- 福岡県福岡市博多区博多駅前2-17-25博多クリエイトビル5F
- 電話番号
-
091-710-5626