日本調剤、マイナンバーカードを用いた受診勧奨でがん早期発見に貢献
2025年9月8日、日本調剤株式会社は、社内にて特別な表彰式を実施しました。これは、マイナンバーカードを保険証として活用し、受診勧奨を行うことで2件の悪性腫瘍を早期に発見した従業員を讃えるイベントです。日本調剤は全国各地に展開する調剤薬局であり、その切り口から地域医療への貢献を積極的に行っています。
表彰を受けたのは、日本調剤 佐久薬局の管理薬剤師、梅山克寿氏。この取り組みは2021年に始まったマイナンバーカードの保険証利用を背景にしており、梅山氏は健康診断結果に基づき患者に対して受診の勧めを行いました。これにより、2件の悪性腫瘍を早期に発見することができたのです。この功績は、医療薬学の専門家として地域に貢献する意義を強まるもので、とても高く評価されています。
表彰式では、日本調剤の社長、小城和紀氏から表彰状と報奨金が手渡され、その際、小城社長は「社員全体の模範となり、今後も医療現場での尽力に邁進してほしい」という激励の言葉を送りました。梅山氏は、表彰を「日頃支えてくれる患者様や職場の仲間のおかげ」と捉え、地域医療のさらなる発展に貢献するために、「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」の正規認定を目指す決意を新たにしています。
日本調剤グループは、「すべての人の生きる」に向き合うことを使命として掲げています。調剤薬局事業を中心に、医薬品の製造や販売、医療従事者の派遣、情報提供・コンサルティングを行うなど、多角的な医療サービスを展開。地域医療への寄与とともに、持続可能性を追求しながら社会課題の解決に取り組んでいます。
このように、近年では日本の医療現場においても、マイナンバーカードを活用した取り組みが注目されています。患者の健康管理や受診勧奨の役割を果たすことで、より早期の病気発見と治療が可能になることから、今後も地域でのヘルスケアの重要性が増すことでしょう。梅山氏のような薬剤師の貢献が広がることで、地域医療の質も向上し、患者に安心をもたらすと期待されています。これからも日本調剤は、その取り組みを続け、多くの人々の健康を支える存在であり続けることでしょう。