持続可能な未来を描く：ロボットアーム式3Dプリンタの革新

2024年9月26日から27日、東京で開催される「フォームネクストフォーラム東京 2024」において、岡由雨子建築ディザイン株式会社が運営するアトリエ「CIRCULUS」が注目を集めます。このアトリエは、環境に優しいデザインを追求することを目的とし、最先端の3Dプリント技術を利用した大型装飾壁面を展示します。

CIRCULUSの取り組みとは

「CIRCULUS」は、ラテン語で「環」を意味する言葉から名付けられたアトリエです。持続可能な建築の実現を目指し、建物解体後の廃棄物を減らし、リサイクルの可能性を高めることを目指しています。使用後に素材を粉砕し、新たな製品として再利用することができる3Dプリント技術を駆使し、合成樹脂を材料として家具や内装、アート作品等を設計・造形しています。これにより、日本国内における大型3Dプリントの先駆者的役割を果たし、資源の地域内循環を推進する取り組みを行っています。

フォームネクストフォーラム東京 2024の詳細

「フォームネクストフォーラム東京 2024」は、東京での最新のテクノロジーとデザインの集結を目指したイベントです。開催概要は以下の通りです：

- 日時：2024年9月26日(木)～27日(金) 10:00-17:00
- 会場：東京都立産業貿易センター浜松町館
- アクセス：JR浜松町駅より徒歩5分

出展する作品の見どころ

展示物の中でも特に注目されるのが、「KNIT」と名付けられた3Dプリントによるファサードパネルシステムです。美しい陰影が特徴的で、まるで上質な織物のような雰囲気を演出します。正面入り口近くに設置された透かしスクリーンは、樹脂の優しい質感が印象的です。

CIRCULUSの未来への挑戦

アトリエ「CIRCULUS」では、今後も建築基準法に適合する製品の開発に努め、多様な建築用途に対応可能な持続可能なデザインを推進していく方針です。また、同社はCO2排出をゼロにする取り組みを続ける中で、自然エネルギーを100％活用した製造プロセスを実現させることに注力しています。これからの建築業界において、CIRCULUSがどのような革新をもたらすのか、目が離せません。