新刊書籍『陛下、今日は何を話しましょう』で知る天皇陛下の素顔
新たな書籍『陛下、今日は何を話しましょう』が、天皇陛下の人となりや素顔を知る貴重な資料として注目を集めています。この本は、5月1日付けで即位された新天皇陛下に焦点を当てており、陛下の学習院高等科時代の友人であったアンドルー・B・アークリー氏が著者となっています。アークリー氏は、当時の交流を振り返りながら、天皇陛下を中心とした皇室の秘話を届けています。
天皇陛下は、1975年にオーストラリアからの交換留学生として学習院高等科に招かれました。その後、東京外国語大学で学び、日本に永住することに。以来、彼は天皇陛下や皇室の方々との交流を続けています。本書では、陛下や上皇陛下、美智子様との知られざるエピソードや秘蔵写真が数多く収められています。
本書の中で、アークリー氏は、陛下との友情の始まりを振り返ります。ある日、陛下が地理研究会で一緒の仲間に向かって「僕とお友達になっていただけますか?」と話しかけたことが友情のスタートだったと言います。この出会いから、旅行や楽しいエピソードが生まれました。
さらに、陛下の高校時代のニックネーム「じぃ」や、東宮御所での陛下一家との素顔に触れることで、読者は親しみを感じることができるでしょう。また、アークリー氏は陛下との交流を通じて、日本を愛する心が育まれたと述べています。本書は、陛下との感動的な交流の記録でもあり、読者が陛下の素顔を少しでも知ることができる内容となっています。
秘蔵エピソードの一例として、陛下が好んで食べていたトンカツやカレーライスといった庶民的な料理の好みが挙げられます。これにより、特別な存在でありながら、普通の市民感覚を持つ親しみやすい印象が強まります。
また、豪華なイベントや公務が多い中、アークリー氏が天皇陛下にプレゼントされた詩集『智恵子抄』を通じて、雅子様への思いやりや感情が表現されている点も印象的です。このような裏話が、陛下の新たな側面を私たちに示してくれます。
本書には、陛下の学習院高等科時代のお写真や、著者が社会人になってからの交流の一端を写した秘蔵写真が満載です。ここでしか見ることのできない貴重な瞬間が収められており、読者を楽しませてくれます。
アークリー氏は著書の中で、「日本の国民に陛下の素顔をもっと知ってほしい」という切なる思いを表現しています。彼の感動と思い出は、多くの人々に、天皇陛下や皇室に対する理解と親しみを深めさせることでしょう。
書籍情報
- - タイトル: 『陛下、今日は何を話しましょう』
- - 出版社: すばる舎
- - 発売日: 2019年5月2日
- - 定価: 1500円
- - ページ数: 192ページ
この本は、天皇陛下についての新しい視点を提供するだけでなく、皇室の魅力を再発見させる一冊でもあります。国民全体が読むべき、感動的かつ学びの多い内容が詰まっています。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。