高齢者を元気にするオンラインイベントのクラウドファンディング
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式は大きく変わりました。特に、高齢者の健康が脅かされる中で、運動不足や社会的孤立といった問題が深刻化しています。このたび、合同会社AUTOCAREは、こうした現状を改善するために、オンラインイベントを提供するためのクラウドファンディングプロジェクトを開始しました。
フレイルの問題
高齢者にとって、フレイル(虚弱状態)には特に注意が必要です。身体や認知機能の低下を引き起こし、生活の質を著しく損なう恐れがあります。運動不足による筋力の低下や、社会的な孤立感はフレイルを悪化させ、日常生活に深刻な影響を及ぼす危険性があります。そのため、高齢者には定期的な運動や社会的な交流が欠かせません。
オンラインイベントの利点
最近は、ITの発展により、遠隔でイベントを開催することが可能になってきました。これによって、高齢者が自宅にいながらにして、健康を促進するための様々な活動に参加できるチャンスが広がっています。たとえば、遠隔のヨガ教室や音楽イベント、さらには家族とのコミュニケーションをサポートする等、多彩なオンライン体験を提供することができます。
具体的な活用シーン
- - 介護施設でのレクリエーション:テレビを通じて、施設で参加できる遠隔レクレーション教室を開催。
- - 個人レッスン:自宅でも参加できるようにすることで、より個別的なサポートを受けられる環境を提供。
- - 家族との会話:離れて住む家族と気軽に会話できる機会の提供。
支援の流れ
このプロジェクトでは、遠隔ミーティング機器を介護施設や高齢者の自宅に貸し出す仕組みを導入します。機器を接続するだけで、すぐにオンラインイベントに参加できる環境を整えます。さらに、ヨガやダンス、その他のインタラクティブなイベントを定期的に提供し、高齢者の心身のケアを目指します。
また、講師の方々にとっても、生徒さんを訪問することが困難な中で、遠隔でイベントを提供できる機会となります。スマートフォンやインターネット環境を用意さえすれば、多くの高齢者に向けた新しい教育の形を展開することができます。
AUTOCAREの使命
合同会社AUTOCAREは、国立大学法人九州工業大学と連携して、AIとIoTを介護の分野に応用し、社会に利益をもたらすスタートアップです。今までに実施した様々な実験から得た知見を生かし、介護業界におけるITスキルの普及にも力を入れています。具体的には、介護ITインストラクターという資格を設け、より多くの人々が最新技術を学び、生かせるような環境を構築しています。これにより、介護業界のデジタル化を進め、より良いサービスの提供を目指していきます。
クラウドファンディングサイト
今後の活動を支えるためのクラウドファンディングは、
こちらからご覧いただけます。支援していただける方々のご協力をお待ちしております。
詳しい情報や取り組み内容は、
AUTOCAREのウェブサイトをご覧ください。高齢者の健康を支えるため、一緒に新しい介護の形を作り上げていきましょう。